4D v15実数値の、有効桁数の縮小 |
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4D v15
実数値の、有効桁数の縮小
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演算 | v15より前の4Dでの結果 | v15以降の4Dでの結果 |
String(3216.36 - 3214.89) | "1.47000000000025" | "1.47" |
String(0.321636-0.321489) | "0.000146999999999953" | "0.000147" |
有 効桁数13桁を実数で使用することは、通常コンピューターアプリケーションにおいて十分な桁数であり、これらの数字の処理を向上させます。コンピューター 内部での実数の計算は、常に二進法と近似を使用して行われるものであり、10進法が使われているわけではないことに注意して下さい。有効桁数は、変換アル ゴリズムが切り上げ・切り下げや近似によって期待した数値を得られるようにします。同様に、実数の等式比較は、二つの数字をそれぞれ互いに減算し合った結 果を分析することによって行われています(4Dでは、この比較のデフォルトの正確性は SET REAL COMPARISON LEVEL コマンドを使うことによって変更することができます)。
もしあなたの4Dアプリケーションが実数の最初の15桁を使用する場合、データ フォーマットをテキストまたは倍長整数に変換する必要がでてくる可能性があります。上記で説明があるように、実数はその性質から正確性に限界があるため に、大量の有効桁数が必要となる値の保存や計算(例えばシリアル番号や天文学的数字など)には向いていません。
プロダクト: 4D
テーマ: ランゲージ
4D v15 - アップグレードリファレンス(標準版) ( 4D v15)