4D v16.3

OBJECT SET ENTERABLE

ホーム

 
4D v16.3
OBJECT SET ENTERABLE

OBJECT SET ENTERABLE 


 

OBJECT SET ENTERABLE ( {* ;} object ; enterable ) 
引数   説明
演算子 in 指定時, Objectはオブジェクト名 (文字列) 省略時, Objectはフィールドまたは変数
object  フォームオブジェクト in オブジェクト名 (* 指定時), または テーブルまたはフィールドまたは変数 (* 省略時)
enterable  ブール in True: 入力可; False: 入力不可

説明   

OBJECT SET ENTERABLE コマンドは、objectで指定したフォームオブジェクトを入力可または入力不可に設定します。

オプションの * 引数を指定した場合、objectはオブジェクト名です (文字列) 。オプションの * 引数を省略すると、objectはフィールドまたは変数です。この場合、文字列ではなくフィールドまたは変数参照 (フィールドまたは変数のみ) を指定します。オブジェクト名に関する詳細は オブジェクトプロパティ を参照してください。

このコマンドを使用することは、フォームエディタのプロパティリストウィンドウでフィールドや変数に対し入力可を設定することと同じです。このコマンドは、サブフォームのフォームメソッド内で使用されている場合にのみ、そのサブフォーム内で機能します。

entryArea入力可能 (True) であれば、ユーザはそのエリアにカーソルを移動してデータを入力することができます。entryAreaが入力不可 (False) の場合、ユーザはそのエリアにカーソルを移動してデータを入力することはできません。

また、サブフォームとMODIFY SELECTIONDISPLAY SELECTIONコマンドを用いて表示されたリストフォームに対して、プログラムからリスト更新可モードを有効にするために、OBJECT SET ENTERABLEコマンドを使用することもできます:

  • サブフォームの場合、entryArea引数にサブフォームテーブル名またはサブフォームオブジェクト名を渡すことができます。例: OBJECT SET ENTERABLE(*;"Subform";True)
  • リストフォームの場合、entryArea 引数にはフォームのテーブル名を渡さなくてはなりません。例: OBJECT SET ENTERABLE([MyTable];True)

オブジェクトを入力不可にしても、プログラムから値を変更することはできます。

注: リストボックスのセルを入力不可にするためには、On Before Data Entryイベント内の$0に-1の値を渡します。この点については、入力の管理を参照して下さい。

以下の例は、船積みの重量に応じて、船積みフィールドを設定します。船積みが1オンス以下の場合は、shipperに米国郵便を設定しこのフィールドを入力不可にします。それ以外の場合には、入力可に設定します。

 If([Shipments]Weight<=1)
    [Shipments]Shipper:="US Mail"
    OBJECT SET ENTERABLE([Shipments]Shipper;False)
 Else
    OBJECT SET ENTERABLE([Shipments]Shipper;True)
 End if

次の例は、リストのヘッダに配置されたチェックボックスのオブジェクトメソッドであり、リスト更新モードを制御します:

 C_BOOLEAN(bEnterable)
 OBJECT SET ENTERABLE([Table1];bEnterable)



参照 

_o_DISABLE BUTTON
_o_ENABLE BUTTON
OBJECT Get enterable
OBJECT SET VISIBLE

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: オブジェクト(フォーム)
番号: 238

 
履歴 

変更: 4D 2004
名称変更: 4D v12

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v16)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.2)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.3)