OBJECT Get format コマンドは、object引数で指定されたオブジェクトに適用された現在の表示フォーマットを返します。
オプションの * 引数を指定した場合、objectはオブジェクト名です (文字列) 。オプションの * 引数を省略すると、objectはフィールドまたは変数です。この場合、文字列ではなくフィールドまたは変数参照 (フィールドまたは変数のみ) を指定します。
このコマンドはオブジェクトの現在の表示フォーマット、つまりデザインモードやOBJECT SET FORMAT コマンドで定義されたフォーマットを返します。OBJECT Get format は、 表示フォーマットを受け入れるあらゆるタイプのフォームオブジェクト (フィールドや変数) に対して使用することができます (ブール、日付、時間、ピクチャ、文字列、数値、ボタングリッド、ダイヤル、サーモメータ、ルーラ、ピクチャポップアップメニュー、ピクチャボタン、3D ボタン、リストボックスヘッダー)。これらのオブジェクトの表示フォーマットに関する詳細は、OBJECT SET FORMAT コマンドの説明を参照してください。
注: コマンドを一連のオブジェクトに対して適用した場合、最後に選択されたオブジェクトのフォーマットが返されます。
OBJECT Get format コマンドを日付、時間、ピクチャタイプのオブジェクト (定数で定義されたフォーマット) に対して適用すると、定数の文字コードに相当する文字列が返されます。定数の値を取得するには、この戻り値に対してCharacter code コマンドを適用してください(後述)。
この例は、“myphoto”という名前のピクチャ変数に対して適用されたフォーマット定数の値を取得します:
C_STRING(2;$format)
OBJECT SET FORMAT(*;"myphoto";Char(On background))
$format:=OBJECT Get format(*;"myphoto")
ALERT("フォーマット番号:"+String(Character code($format)))
この例は、ブールフィールド“[Members]Marital_status”に対して適用されたフォーマットを取得することができます:
C_STRING(30;$format)
$format:=OBJECT Get format([Members]Marital_status)
ALERT($format)