4D v14

配列、ポップアップ、リストボックス

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4D v14
配列、ポップアップ、リストボックス

配列、ポップアップ、リストボックス    


 

 

ビデオ中で説明されている操作の他、以下の点にも留意してください:

配列はプログラミングにおいて欠かすことのできない機能です。

配列とはメモリ上にあるデータの入れものであり、オブジェクト (ポップアップ、コンボボックス、リストボックス) を通じてフォーム上に表示できます。

通常の変数については既に説明しました。配列には同じ型の値を複数格納し、各要素ごとに読み書きすることができます。

配列を使用する際には配列名とともにその型と要素数を指定します。以下は変数と配列の比較です:

ステップ通常の変数配列変数
宣言C_TEXT(vText)ARRAY TEXT(ArrayText;10) // 10 行
初期化vText:="変数の内容"ArrayText{1}:="配列要素の内容1" // 1行目
ArrayText{2}:="配列要素の内容2" // 2行目
ArrayText{3}:="配列要素の内容3" // 3行目
...
利用する$NumChar:=Length(vText)$Amant:=ArrayText{1}
内容を消去CLEAR VARIABLE(vText)CLEAR VARIABLE(ArrayText) または ARRAY TEXT(ArrayText;0)
フォーム上での表示変数タイプオブジェクトに、バインドするする変数名を設定リストボックスやポップアップタイプオブジェクトに、バインドする配列変数オブジェクトを設定

ご覧のとおり両者には多くの共通点があります。

配列名の後ろに { } を書くと配列要素を参照します。配列変数名そのものは4Dが自動で作成する倍長整数変数です。

配列名の倍長整数変数を参照すると、配列中で現在選択されている要素番号を得ることができます。ユーザーがフォーム上の配列オブジェクトのどの行をクリックしたかが分かりますし、逆に値を設定することで配列オブジェクトの表示を更新することもできます。

以下のようなコードをプログラム中でよく目にすることになるでしょう:

 [INTERVENTIONS]$Object:=ObjectsArr{ObjectsArr}

これは以下のような意味です: "オブジェクト := オブジェクト配列の内容 {選択されている要素番号}"
汎用的なコードを記述する際にはSelfコマンドを使用して、以下のように書くことができます:

 [INTERVENTIONS]$Object:=Self->{Self->}

使用されるシンタックスに関わらず、動作は同じです。

4Dにはタブインターフェースがあり、複数のタイトルをタブ上に表示できます。これも配列を表示する例です。

通常タブはすべてのページで表示され、ページの切り替えに使用するため、0ページに配置します。

プログラムを始めてすぐに配列の有用性に気づくことでしょう。そしてさらに必須のものとなるはずです。

配列には型が同じ値を格納できます。ひとつの配列に文字データや日付データ、時間データを混在して格納することはできません。このようなことを行いたい場合、すべてを文字型に変換するか、異なるタイプの変数へのポインターを格納するポーインター型の配列を使用します。

リストボックスはひとつ以上の配列が連結されグループ化されたものと考えることができます。

リストボックスには以下の要素が含まれます:

  • リストボックス自身 (コンテナー)
  • 列ヘッダー
  • 列 (配列)
  • 列フッター
リストボックスを使用すると以下のことが行えます:
  • データの入力
  • 行や列の入れ替え
  • 奇数行と偶数行で背景色の変更
  • 階層表示
  • フッターへの計算値の表示

(リストボックスには配列の他、テーブルのカレントセレクションや命名セレクションを表示することもできます。)

リストボックスはすべての列で同期される点に留意してください。最も行数の少ない配列に合わせられます。すべての列の配列の要素数が同じでなければ正しい結果は得られません。例えばリストボックス中のひとつの配列要素数が0の場合、他の配列すべての行が表示されません。

 
 

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 配列、ポップアップ、リストボックス

 
ARTICLE USAGE

セルフトレーニング ( 4D v13)
セルフトレーニング ( 4D v14)