4D v16.3

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4D v11 SQLリリース時にアナウンスされていた通り、Macリソースメカニズムの利用は廃止されました。4D v13より、"リソース"テーマ内のリソースファイル書き込みコマンドは使用しないで下さい。これらは将来のバージョンの4Dにおいて除去される予定です。リソースから読み込みを行うコマンドのみ互換性のため利用可能です。

バージョン11よりリソースの管理が変更されました。Apple社より示された方針や最近のMac OSの実装に沿い、厳密な意味でのリソースのコンセプト (下記の定義参照) は廃止され、徐々に機能が取り除かれます。リソースにより提供されていたニーズをサポートするために、文字列の翻訳に使用するXLIFFファイルや.png ピクチャなど、新しいメカニズムが実装されました。実際、リソースファイルは標準のファイルに置き換えられます。4Dはこの進化をサポートし、バージョン11より、既存のシステムとの互換性を保持しつつ、データベースの翻訳を管理する新しいツールを提供します。

互換性を保持しつつ、既存のアプリケーションを徐々に新しい方式に移行できるようにするため、4D v11では以前のリソースメカニズムが引き続き動作します。以下の点において異なる点に留意してください:

  • 4Dはリソースファイルとリソースチェーン (複数のリソースファイルを開く) をサポートします。リソースチェーンには特に変換されたデータベースにおいて.rsrや.4drファイル (自動で開かれます) と、このテーマのコマンドを使用して開かれたカスタムリソースが含まれます。
  • しかし、内部的なアーキテクチャの進化のため、このテーマのコマン ドや動的参照を使用して直接4Dやシステムのリソースにアクセスすることはできなくなりました。開発者の中にはインタフェースに使用する目的で4Dの内部 リソースを使用している場合があります。(例えば付きの名前やコマンド名を含むリソース)。この方法は完全に禁止されます。ほとんどの場合、4D内部リ ソースの代わりに他の方法を使用できます (定数, ランゲージコマンド等)。既存データベースの更新に対するインパクトを緩和するために、しばしば使用されるリソースを外部ファイル化するという代わりのシ ステムが実装されました。しかしながら変換されたデータベースにおいて、4D内部リソースを呼び出す部分を取り除くことを強くお勧めします。
  • バージョン11より、4Dで作成されたデータベースには.RSR (ストラクチャリソース) と .4DR (データリソース) ファイルは含まれません。

4D v11では、“リソース”という用語は“アプリケーションインターフェースのために翻訳が必要なファイル”と理解する必要があります。リソースの現アーキテクチャーは "Resources" という名前のフォルダーに基づき、このフォルダーはデータベースのストラクチャーファイル (.4db or .4dc) と同階層になければなりません。このフォルダーには、インターフェースの翻訳やカスタマイズに使用するファイル (ピクチャーファイル, テキストファイル, XLIFFファイル等) を置きます。
こ のフォルダーには前世代のリソースファイル (.rsr files) を置くこともできます。このリソースファイルは自動ではリソースチェーンに含められないことに留意してください。4D標準のリソース処理コマンドを使用し て開かなければなりません。4Dはこのフォルダーを処理する際に、特にXLIFFファイルの管理において自動のメカニズムを適用します (このポイントは4D Design Referenceマニュアルで説明しています)。互換性のため、"リソース" テーマの2つのコマンド (Get indexed stringSTRING LIST TO ARRAY コマンド) がこのアーキテクチャーをサポートしていますが、現在では "文字列" テーマの Get localized string コマンドの使用が推奨されています。



参照 

_o_Get component resource ID
BLOBコマンド
OSリソースマネージャエラー (-196 -> -1)

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: リソース

 
履歴 

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v16)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.2)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.3)