4D v14.3

配列を作成する

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配列は、この章で説明する配列宣言コマンドのいずれかを使用して作成します。次の表に、配列宣言コマンドを記載します:

コマンド配列の作成またはサイズ変更
ARRAY INTEGER2バイト整数値
ARRAY LONGINT4バイト整数値
ARRAY REAL実数値
ARRAY TEXTテキスト値(1要素は、2GBまでのテキスト) (*)
ARRAY STRINGテキスト値(廃止) (*)
ARRAY DATE日付値
ARRAY BOOLEANブール値
ARRAY PICTUREピクチャ値
ARRAY POINTERポインタ値
ARRAY OBJECTランゲージオブジェクト
ARRAY BLOBBLOB
ARRAY TIME時間

配列宣言コマンドは、1次元または2次元の配列の作成やサイズ変更が可能です。2次元配列の詳細は二次元配列を参照してください。

(*) テキスト配列と文字列配列には違いはありません。ARRAY STRING コマンドの strLen 引数は無視されます。テキスト配列の使用が推奨されます。ARRAY STRING コマンドは互換性のためだけに残されています。

次のコードは、10個の要素からなる整数配列を作成(宣言)します:

 ARRAY INTEGER(aiAnArray;10)

次のコードは、同じ配列の要素を20個にサイズ変更します:

 ARRAY INTEGER(aiAnArray;20)

次のコードは、同じ配列の要素をゼロにサイズ変更します:

 ARRAY INTEGER(aiAnArray;0)

配列中の要素は中カッコ ({…}) を使用して参照します。中カッコの中には数字を入れて特定の要素を指定します。この数字を要素番号といいます。次の行は、5つの名前を atNames という配列に入れ、それらを警告ウィンドウに表示します:

 ARRAY TEXT(atNames;5)
 atNames{1}:="Richard"
 atNames{2}:="Sarah"
 atNames{3}:="Sam"
 atNames{4}:="Jane"
 atNames{5}:="John"
 For($vlElem;1;5)
    ALERT("The element #"+String($vlElem)+" is equal to: "+atNames{$vlElem})
 End for

atNames{$vlElem} というシンタックスに注目してください。 atNames{3} のような数値そのものを指定するのではなく、数値変数を使用して配列の要素を指定できます。

ループ構造による反復を使用すると (For...End for, Repeat...Until または While...End while)、短いコードで配列のすべて、または一部のコードを指定することができます。

この他にも配列の作成や処理を行う4Dコマンドがあります。特に次のようなコマンドです:

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 配列

 
参照 

ARRAY BLOB
ARRAY BOOLEAN
ARRAY DATE
ARRAY INTEGER
ARRAY LONGINT
ARRAY OBJECT
ARRAY PICTURE
ARRAY POINTER
ARRAY REAL
ARRAY STRING
ARRAY TEXT
ARRAY TIME
二次元配列
配列

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v14 R2)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R3)
ランゲージリファレンス ( 4D v14.3)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R4)

Inherited from : 配列を作成する ( 4D v11 SQL Release 6)