4D v16.3

IPv6のサポート

ホーム

 
4D v16.3
IPv6のサポート

IPv6のサポート  


 

 

v14以降、4D は IPv6 アドレス記法をサポートするようになりました。これは以下の4D統合サーバーに関係します:

  • Web サーバーと SOAP サーバー
  • SQL サーバー

注: IPv6 についての詳細な情報は、以下の詳細を参照して下さい: RFC 2460

IPv6 のサポートは 4D ユーザーや 4D デベロッパが気づくことはありません。プログラムはサーバーの「IPアドレス」がすべてに設定されていればIPv6接続でもIPv4接続でも無差別に受け入れます (HTTPリクエストを受け付けるIPアドレスの指定 (HTTP server) と SQLサーバの公開設定 (SQL server)を参照して下さい)。

ただし、以下の点に気を付ける必要があります:

  • ポート番号の表記
    IPv6 記法はコロン (:) を使用するので、ポート番号を追加するときには混乱を招く恐れがあることに注意して下さい。例えば以下の様な場合です:
    2001:0DB8::85a3:0:ac1f:8001 // IPv6 アドレス
    2001:0DB8::85a3:0:ac1f:8001:8081 // ポート 8081指定の IPv6 アドレス

    混乱を避けるため、 IPv6 アドレスをポート番号と併用する際には、以下の様に [] でアドレスを囲う記法が推奨されます:
    [2001:0DB8::85a3:0:ac1f:8001]:8081 //ポート 8081指定の IPv6 アドレス
  • TCPポートが使用されている際の警告は出ません
    こ れまでのバージョンの4Dと異なり、4D v14ではサーバーが応答するIPアドレスが「全て」に設定されていた場合には、TCPポートが他のアプリケーションで使用されていてもそれはサーバー起 動時に表示されなくなりました。IPv6アドレスがあいているため、この場合4D Serverはどのようなエラーも検知しなくなりました。しかしながら、マシンのIPv4アドレスを使用、またはローカルアドレス127.0.0.1.を 使用してアクセスすることは不可能になりました。
    4D serverが定義されたポートで反応していないようであれば、サーバーマシンで [::1] のアドレスを試してみてください(IPv6における 127.0.0.1 と同義です。他のポート番号をテストするためには portNum を追加して下さい)。4Dが応答するようであれば、他のアプリケーションがポートをIPv4で使用している可能性が高いです。
  • IPv4-マップされたIPv6アドレス
    プ ロセスを標準化するために、4DではIPv6でのIPv4アドレスの標準ハイブリッド表示を提供しています。これらのアドレスはIPv6フォーマットにお いて96-bitの接頭辞付きで書かれており、その後にIPv4ドット区切り表記で書かれた32ビットが続きます。例えば、::ffff:192.168.2.34 は、192.168.2.34というIPv4アドレスを表します。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: Webサーバ

 
履歴 

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v16)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.2)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.3)