v14以降、4D は IPv6 アドレス記法をサポートするようになりました。これは以下の4D統合サーバーに関係します:
- Web サーバーと SOAP サーバー
- SQL サーバー
注: IPv6 についての詳細な情報は、以下の詳細を参照して下さい: RFC 2460
IPv6 のサポートは 4D ユーザーや 4D デベロッパが気づくことはありません。プログラムはサーバーの「IPアドレス」がすべてに設定されていればIPv6接続でもIPv4接続でも無差別に受け入れます (HTTPリクエストを受け付けるIPアドレスの指定 (HTTP server) と SQLサーバの公開設定 (SQL server)を参照して下さい)。
ただし、以下の点に気を付ける必要があります:
- TCPポートが使用されている際の警告は出ません
こ れまでのバージョンの4Dと異なり、4D v14ではサーバーが応答するIPアドレスが「全て」に設定されていた場合には、TCPポートが他のアプリケーションで使用されていてもそれはサーバー起 動時に表示されなくなりました。IPv6アドレスがあいているため、この場合4D Serverはどのようなエラーも検知しなくなりました。しかしながら、マシンのIPv4アドレスを使用、またはローカルアドレス127.0.0.1.を 使用してアクセスすることは不可能になりました。
4D serverが定義されたポートで反応していないようであれば、サーバーマシンで [::1] のアドレスを試してみてください(IPv6における 127.0.0.1 と同義です。他のポート番号をテストするためには portNum を追加して下さい)。4Dが応答するようであれば、他のアプリケーションがポートをIPv4で使用している可能性が高いです。
- IPv4-マップされたIPv6アドレス
プ ロセスを標準化するために、4DではIPv6でのIPv4アドレスの標準ハイブリッド表示を提供しています。これらのアドレスはIPv6フォーマットにお いて96-bitの接頭辞付きで書かれており、その後にIPv4ドット区切り表記で書かれた32ビットが続きます。例えば、::ffff:192.168.2.34 は、192.168.2.34というIPv4アドレスを表します。