4D v16.3プリエンプティブWebプロセスの使用 |
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4D v16.3
プリエンプティブWebプロセスの使用
プリエンプティブWebプロセスの使用
WindowsおよびOS X用の4D 64-bit版のビルトインWebサーバーでは、コンパイル済みアプリケーション内においてプリエンプティブWebプロセスを使用する事によって、マルチコアコンピューターの利点を全て引き出すことができます。4D変換タグやWebデータベースメソッドを含めたWeb関連コードを、可能な限り多くのコアで同時に実行するよう設定する事が可能になりました。 4Dのプリエンプティブプロセスについての詳細な情報については、プリエンプティブ4Dプロセスの章を参照して下さい。 Webプロセスに対してプリエンプティブモードの使用が可能なのは、以下のコンテキストの場合に限られます:
上記の要項がどれか一つでも欠けていた場合、Webサーバーはコオペラティブプロセスを使用します。 アプリケーションのWebサーバーコードにおいてプリエンプティブモードを有効化するためには、データベース設定ダイアログボックスの"Web/オプション(I)"ページの、プリエンプティブプロセスを使用にチェックをつける必要があります: このオプションがチェックされているとき、4DコンパイラはWeb関連のコードそれぞれのスレッドセーフプロパティを自動的に評価し(以下参照)、何か違反があった場合にはエラーを返します。 Webプロセスをプリエンプティモードで実行したい場合には、Webサーバーで実行される全ての4Dコードがスレッドセーフでなければなりません。データベース設定ダイアログボックスにおいてプリエンプティブプロセスを使用オプションがチェックされている場合、アプリケーションの以下の部分が4Dコンパイラによって自動的に評価されます:
これらそれぞれのメソッドとコードの部分について、コンパイラがスレッドセーフのルールが遵守されているかをチェックし、問題が会った場合にはエラーを返します。スレッドセーフルールについての詳細な情報については、スレッドセーフなメソッドの書き方の段落を参照して下さい。 4D v16以降、ほとんどのWeb関連の4Dコマンド、データベースメソッド、そしてURLがスレッドセーフとなり、プリエンプティモードで使用できるようになりました: 全てのWeb関連コマンドはスレッドセーフです。Web関連コマンドとは、以下のコマンドをさします:
以下のデータベースメソッドはスレッドセーフであり、プリエンプティモードで使用する事が可能です:
もちろん、これらのメソッドに寄って実行されたコードもまたスレッドセーフである必要があります。 以下の4D WebサーバーURLはスレッドセーフであり、プリエンプティモードで使用可能です:
以下の4D WebサーバーURLはスレッドセーフではないため、プリエンプティモードではサポートされていません:
ランタイムエクスプローラーと4D Server管理ウィンドウの両方において、プリエンプティブなWebプロセスに対し特定のアイコンが表示されるようになりました:
参照
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プロパティ
プロダクト: 4D
履歴
ARTICLE USAGE
ランゲージリファレンス ( 4D v16) |
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