OBJECT SET FILTER は、objectで指定されたオブジェクトの入力フィルタをentryFilterに設定します。
オプションの * 引数を指定した場合、objectはオブジェクト名です (文字列) 。オプションの * 引数を省略すると、objectはフィールドまたは変数です。この場合、文字列ではなくフィールドまたは変数参照 (フィールドまたは変数のみ) を指定します。オブジェクト名に関する詳細はを参照してください。
OBJECT SET FILTER は、入力フォームおよびダイアログ用フォームに対して使用でき、デザインモードで入力フィルタを受け付けるフィールドや入力可変数に適用できます。
entryFilterに空の文字列を指定すると、オブジェクトのカレント入力フィルタを取り除きます。
Note: このコマンドは、サブフォームのリストフォームに配置されたフィールドには使用できません。
Note: ツールボックスであらかじめ定義した入力フィルタをentryFilterに使用するには、入力フィルタ名の前に縦棒(|)を挿入します。
以下の例は、郵便番号フィールドに対する入力フィルタを設定します。住所が米国の場合は、米国の郵便番号フィルタを設定します。それ以外の場合は、任意の入力ができるように設定します:
If([Companies]Country="US")
OBJECT SET FILTER([Companies]ZIP Code;"&9#####")
Else
OBJECT SET FILTER([Companies]ZIP Code;"~@")
End if
この例題では、“a,” “b,” “c,” そして“g”のみの入力を許可するよう設定します:
Note: この例題では入力フィルタを &"a;b;c;g"## に設定しています。