4D v16

WP INSERT PICTURE

ホーム

 
4D v16
WP INSERT PICTURE

WP INSERT PICTURE 


 

WP INSERT PICTURE ( rangeObj ; picture ; mode {; rangeUpdate} )  
引数   説明
rangeObj  Object in 4D Write Proレンジ
picture  ピクチャー, 文字 in ピクチャーフィールドまたは変数、あるいはディスク上のピクチャーファイルへのパス
mode  倍長整数 in 挿入モード
rangeUpdate  倍長整数 in レンジ更新モード

説明   

WP INSERT PICTURE コマンドは、指定した挿入モード mode に従って、picture のピクチャーを rangeObj で指定したレンジに挿入します。ピクチャーは文字として  rangeObj に挿入されます。

rangeObj には有効な 4D Write Pro 標準レンジオブジェクトを受け渡します。rangeObjオブジェクトは 4D Write Pro ドキュメントの一部で、、WP Get bookmark rangeWP Get range コマンドを使用して作成することが可能です。

picture には次のものを渡すことができます:

  • 4D ピクチャーフィールドまたは変数
  • ディスク上のピクチャーファイルへのパス (システムシンタックス) を格納した文字列
    文字列を受け渡す場合には、フルパス名またはデータベースのストラクチャーファイルを起点とした相対パス名を指定することができます。データベースのストラクチャーファイルと同じ場所にピクチャーが保存されている場合には、ファイル名だけを渡すこともできます。

このピクチャのフォーマットは4Dがネイティブにサポートされるものであればいずれの形式でも構いません (ピクチャ 参照)。PICTURE CODEC LIST コマンドを使用すると、使用可能なフォーマットのリストを取得できます。ピクチャーファイルに複数のフォーマット (コーデック) が含まれていると、4D Write Pro は表示用にひとつ、そして (異なる場合には) 印刷用にひとつ、"最適な" フォーマットを自動的に選択して保存します。

mode パラメーターには、ピクチャーの挿入モードを指定する定数を受け渡します:

定数 コメント
wk append 倍長整数 2 コンテンツをレンジの終わりに挿入する
wk prepend 倍長整数 1 コンテンツをレンジの始めに挿入する
wk replace 倍長整数 0 レンジのコンテンツを置き換える

任意の rangeUpdate パラメーターには、挿入したピクチャーをレンジに含めるか否かを指定する定数を受け渡すことができます:

定数 コメント
wk exclude from range 倍長整数 1 更新されたレンジには、以前のコンテンツのみを含める
wk include in range 倍長整数 0 更新されたレンジに挿入コンテンツを含める

rangeUpdate パラメーターを省略した場合には、挿入したピクチャーはレンジに含められます。

例題  

この例題では、ユーザーが選択したピクチャーがレンジオブジェクトに挿入できなかった場合に警告します:

 C_OBJECT($wpRange)
 $wpRange:=WP Get selection([EXAMPLES]wpDoc)
 
 C_BOOLEAN($fail)
 $fail:=False
 
  // ユーザーに挿入するピクチャーを選択してもらいます
 $imgRef:=Open document("")
  // ユーザーがキャンセルしなかった場合
 If(OK=1)
  // サポートされている形式のピクチャーファイルの場合
    If(Is picture file(document))
  // ユーザーが選択したピクチャーを挿入します
       WP INSERT PICTURE($wpRange;document;wk replace)
    Else
       $fail:=True
    End if
 Else
    $fail:=True
 End if
  // 挿入に失敗した場合には、ユーザーに警告します
 If($fail)
    ALERT("Picture insertion failed")
 End if



参照 


WP INSERT DOCUMENT

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 4D Write Proランゲージ

This command can be run in preemptive processes

 
履歴 

New
初出: 4D v16

 
ARTICLE USAGE

4D Write Proリファレンス ( 4D v16)