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WP GET ATTRIBUTES ( rangeObj | wpDoc ; attribName ; attribValue {; attribName2 ; attribValue2 ; ... ; attribNameN ; attribValueN} ) 
引数   説明
rangeObj | wpDoc  Object in 4D Write Proレンジまたはドキュメント
attribName  文字 in 取得する属性の名前
attribValue  文字, 実数, ブール, 配列 in テキストのレンジの属性のカレント値

説明   

WP GET ATTRIBUTESコマンドは、4D Write Proレンジまたはドキュメント内のあらゆる属性の値を返します。このコマンドを使用すると4D Write Proのどのような内部属性(文字、段落、ドキュメント、画像など)にもアクセスする事ができます。

第一引数には、4D Write Proレンジオブジェクト(rangeObj)または4D Write ドキュメント参照(wpDoc)のいずれかを渡します。レンジオブジェクト(rangeObj)は他のコマンドによって作成される4D Write Proドキュメントの一部です。以下の表はコマンドのターゲットオブジェクトと属性によるWP GET ATTRIBUTESコマンドのスコープをまとめたものです:

引数共通の属性("verticalAlign"を除く)ドキュメントのみの属性段落のみの属性文字のみの属性(と"verticalAlign")
WP Get paragraphsrangeObj段落ドキュメント段落段落
WP Get picturesrangeObj画像ドキュメント--
WP Get range または のrangeObjレンジの段落ドキュメントレンジの段落(関係する段落)レンジの文字
wpDocドキュメントドキュメントドキュメント全体の段落ドキュメント全体の文字

共通の属性("margin"、"padding"など)は、ドキュメント、段落、画像に共通する属性ということです。

attribName引数に渡す属性とそれに対応する値の包括的な一覧については、4D Write Pro属性の章を参照して下さい。

引数として渡したレンジまたはドキュメントの、同じ属性内に異なる値があった場合、コマンドは以下のように対応します:

  • 数値に対しては、wk mixedを返します。
  • 配列の場合、空の配列を返します(attribValueが配列として定義されていた場合にはタブストップ、カラー)。ただしシャドウのオフセットに関しては、配列の値は常に2つのエントリーを含むので、wk shadow offsetを返します。これらのエントリーは水平方向あるいは垂直方向のオフセット(あるいはその両方)がミックスされていた場合には個別にwk mixedに設定することもできます。
  • 文字列の値に対しては、空の文字列を返します。
  • ピクチャーの値に対しては、空のピクチャーを返します。

例題  

選択されたエリアの背景色を取得したい場合を考えます:

 $range:=WP Get selection(*;"WParea")
 WP GET ATTRIBUTES($range;wk background color;$bcol)



参照 

4D Write Pro
4D Write Pro属性
WP RESET ATTRIBUTES
WP SET ATTRIBUTES

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 4D Write Proランゲージ

This command can be run in preemptive processes

 
履歴 

初出: 4D v15 R4

 
ARTICLE USAGE

4D Write Proリファレンス ( 4D v16)