4D v16.3

ラジオボタンとピクチャーラジオボタン

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4D v16.3
ラジオボタンとピクチャーラジオボタン

ラジオボタンとピクチャーラジオボタン  


 

 

ラジオボタンとピクチャーラジオボタンは、ボタングループやピクチャーグループの中から1つを選択することができるオブジェクトです。ラジオボタンは、小さな目玉状の円とテキストを表示します。ピクチャーラジオボタンはアイコンまたはピクチャーを表示します。これらはグラフィックの最前面に配置されます。

注: 3D ラジオボタンの動作はラジオボタンと同じですが、その外観は3D ボタンファミリーのプロパティで設定されます。詳細は3Dボタン、3Dチェックボックス、3Dラジオボタンを参照してください。

各タイプのラジオボタンは同じ方法で選択することができます。つまり、オブジェクトをクリックして選択します。また、選択されたピクチャーラジオボタンをクリックすると選択が解除されますが、ラジオボタンの場合はそれが行えません。

ピクチャーラジオボタンは、選択されるまでボタンが透明であるという点でハイライトボタンと似ています。ボタンが選択されると、別のラジオボタンが選択されるまで、背面にあるピクチャーを反転表示します。

この節ではこれ以降“ラジオボタン”という文言を使用して、すべてのタイプのラジオボタンを表わします。

ラジオボタンは組織的な集合の中で使用されます。その集合のなかから一度にひとつのボタンしか選択できません。一連のラジオボタンが連携した状態で動作するためには、フォームエディター上でそれらがグループ化されていなくてはなりません。グループ化を行うにはオブジェクトメニューのグループ化コマンド、またはフォームのツールバーの該当するボタンを使用します。

以前のバージョンの4D では、ボタンに関連付けた変数の名前に同じ頭文字を指定することにより、一連のラジオボタンの動作を連携させることができました(例えば、m_button1、m_button2、m_button3 など)。互換性の理由から、変換後のデータベースではこの方式がデフォルトとして維持されています。ただしデータベース設定 (互換性ページ参照) で、強制的に新しいモードを使用するよう指定することができます。

ラジオボタンの結果はメソッドを用いて管理します。あらゆるボタンと同様に、フォームが初めて開かれる時ラジオボタンは0またはFalse (割り当てられた変数の型による) に初期化されています。ラジオボタンが選択されると、ラジオボタンに割り当てられたメソッドが実行されます。

次の例は、ビデオ収集データベースで3D ラジオボタンを使用し、レコーディングの速さ(SP、LP、EP)を入力しているところです。

グループのなかから1つのラジオボタンを選択すると、そのボタンには1またはTrueが代入され、グループ内の他のすべてのボタンには0またはFalseが代入されます。一度に1つのラジオボタンしか選択できません。

次の例は、ピクチャーラジオボタンです。選択されたピクチャーラジオボタンは黒背景で表示されます:

ラジオボタンオブジェクトに格納された値は (ブールフィールドである場合を除き) 自動保存されません。変数に格納されたラジオボタンの値はメソッドで管理しなければなりません。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: アクティブオブジェクトを使用する

 
履歴 

 
ARTICLE USAGE

デザインリファレンス ( 4D v16)
デザインリファレンス ( 4D v16.1)
デザインリファレンス ( 4D v16.3)