4D v16.3

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OPEN SETTINGS WINDOW ( selector {; access}{; settingsType} ) 
引数   説明
selector  文字 in 環境設定やデータベース設定ダイアログボックス中のテーマやページ、またはパラメーターグループを指定するキー
access  ブール in True=ダイアログボックスの他のページをロックする
Falseまたは省略=ダイアログの他のページもアクティブにする
settingsType  倍長整数 in 0または省略時 = ストラクチャー設定、1 = ユーザー設定

説明   

OPEN SETTINGS WINDOWコマンドは、カレントの4Dアプリケーションの環境設定ダイアログボックスまたはカレント4Dアプリケーションのデータベース設定を表示し、selectorキーで指定されたにパラメターやページを表示します。

selector 引数には、開くダイアログボックスとそのページを示す“キー”を渡さなくてはなりません。キーは以下のような構造になります: /Dialog{/Page{/Parameters}}Dialog は表示するダイアログで、"4D" (環境設定) または"Database" (データベース設定) を指定できます。例えばデータベース設定のコンパイラページを指定するには、selector に"/Database/Compiler"を指定します。使用可能なキーのリストは後に示します。selectorにスラッシュ ("/") のみを渡すと、コマンドはデータベース設定の最初のページを表示します。

access引数を使用して他のページをロックすることで、環境設定やデータベース設定ダイアログボックス内でのユーザーアクションをコントロールできます。特に、ユーザーに対し特定のパラメタの変更を許可し、他の部分の変更は許可したくないという場合に使用します。この場合、access引数にTrueを渡すとselector引数で指定したページのみがアクティブになり変更可能となります。他のすべてのページへのアクセスはロックされます (ナビゲーションバーのボタンをクリックしても効果はありません)。access引数にFalseを渡すか省略すると、ダイアログボックスのすべてのページがアクセス可能になります。

settingsType 引数はユーザー設定モードに設定されたデータベースでのみ有効です。このモードではカスタマイズされた"ユーザー設定"または"データファイル用のユーザー設定"が外部ファイルとして生成され、標準設 定の代わりに使用されます。詳細はデザインリファレンスマニュアルのユーザー設定を参照してください。このコンテキストでは、この引数を使用してストラクチャー設定また はユーザー設定いずれのダイアログボックスにアクセスするか指定できます。4D Environmentテーマの以下の定数を使用できます:

定数 コメント
Structure settings 倍長整数 0 ストラクチャー設定を使用 (引数が省略された際のデフォルト)。このモードでは使用されるselectorの値は標準モードと同じです。
User settings 倍長整数 1 ユーザー設定を使用。このモードでは特定のキーのみをselector引数で使用できます。
User settings for data 倍長整数 2 "データファイル用のユーザー設定"へのアクセス。このファイルはデータファイルと同じレベルに保存されているユーザー設定です。このモードでは、selector引数に対しては一部のキーのみが使用可能です(ユーザー設定と同じサブセットです)。

無効なキーを渡すと、データベース設定の最初のページが表示されます。

以下は標準モードのselector引数 (ストラクチャー設定) で使用可能なキーです:

/4D
/4D/General
/4D/Structure
/4D/Form editor
/4D/Method editor
/4D/Client-Server
/4D/Shortcuts
/Database
/Database/General
/Database/Mover
/Database/Interface
/Database/Interface/Developper
/Database/Interface/User
/Database/Interface/Shortcuts
/Database/Compiler
/Database/Database
/Database/Database/Data storage
/Database/Database/Memory and cpu
/Database/Database/International
/Database/Backup
/Database/Backup/Scheduler
/Database/Backup/Configuration
/Database/Backup/Backup and restore
/Database/Client-Server
/Database/Client-Server/Network
/Database/Client-Server/IP configuration
/Database/Web
/Database/Web/Config
/Database/Web/Options 1
/Database/Web/Options 2
/Database/Web/Log format
/Database/Web/Log scheduler
/Database/Web/Webservices
/Database/SQL
/Database/php
/Database/Compatibility
/Database/Security

互換性に関する注意: このコマンドは11.x以前のバージョンのキーでも動作します。対応は自動で4Dが行います。しかしながら以前の呼び出しを、上記のキーで置き換えることを推奨します。

以下はユーザー設定モードのselector引数で使用できるキーです:

/Database
/Database/Interface
/Database/Database/Memory and cpu
/Database/Client-Server
/Database/Client-Server/Network
/Database/Client-Server/IP configuration
/Database/Web
/Database/Web/Config
/Database/Web/Options 1
/Database/Web/Options 2
/Database/Web/Log format
/Database/Web/Log scheduler
/Database/Web/Webservices
/Database/SQL
/Database/php

4D環境設定の“メソッド”ページを開きます:

 OPEN SETTINGS WINDOW("/4D/Method editor")

データベース設定の“ショートカット”パラメタを開き、他の設定はロックします:

 OPEN SETTINGS WINDOW("/Database/Interface/Shortcuts";True)

環境設定の最初のページを開きます:

 OPEN SETTINGS WINDOW("/")

ユーザー設定モードでデータベース設定のインターフェースページにアクセスする:

 OPEN SETTINGS WINDOW("/Database/Interface";1)

環境設定/データベース設定ダイアログが受け入れられるとOKシステム変数に1が、キャンセルされると0が設定されます。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 4D環境
番号: 903

このコマンドはOKシステム変数を更新します

 
履歴 

New
変更: 4D v11 SQL
変更: 4D v12
変更: 4D v13
名称変更: 4D v13
変更: 4D v16

 
タグ 

Database settings, Database parameters, 環境設定, 設定

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v16)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.2)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.3)