4D v16.3

Application version

ホーム

 
4D v16.3
Application version

Application version 


 

Application version {( buildNum {; *} )} -> 戻り値 
引数   説明
buildNum  倍長整数 in ビルド番号
演算子 in 指定した場合、ロングバージョン番号 指定しなかった場合、ショートバージョン番号
戻り値  文字 in バージョン番号のエンコードされた文字列

説明   

Application version コマンドは、現在使用している4D環境のバージョン番号を表すエンコードされた文字列を返します。

引数オプション*を指定しない場合、以下のようにフォーマットされた4文字の文字列を返します。

文字位置説明
1-2バージョン番号
3"R" 番号
4リビジョン番号

引数オプション*を指定した場合、以下のようにフォーマットされた8文字の文字列を返します:

文字位置説明
1"F" は最終バージョン
"B" はベータバージョン
それ以外の文字は、4Dの内部バージョンを意味する
2-3-44Dの内部コンパイル番号
5-6バージョン番号
7"R" 番号
8リビジョン番号

互換性に関する注意(4D v14)

4D v14以降、バージョンのナンバリングが変更になりました:

  • "R" 番号は4Dの"R" ヴァージョンの番号です。例えばR3であれば番号は3になります(バグフィックス版である0を含みます)。
  • リビジョン番号は、4Dのバグフィックスの番号です("R"版である0を含みます)。

4Dの以前のバージョンでは、"R"番号はアップデート番号でした。これはリビジョンをあらわし、リビジョン番号自身は常に0でした。

短いバージョン番号の例です:

バージョン返される値
4D v13.1"1310"以前のナンバリングシステムに準拠
4D v14 R2"1420"リリース R2
4D v14 R3"1430"リリース R3
4D v14.1"1401"4D v14の最初のバグフィックスバージョン
4D v14.2"1402"4D v14の二つ目のバグフィックスバージョン

長いバージョン番号の例です:

バージョン返される値
4D v12.5 beta"B0011250"
4D v14 R2 beta"B0011420"
4D v14 R3 final"F0011430"
4D v14.1 beta"B0011401"

Application version コマンドはオプションのbuildNum 引数に追加の情報、お使いの4Dのビルド番号を返すことができます。これは内部的なコンパイル番号で、4Dの技術チームにお使いの4Dの環境について伝える際に使用できます。

: 4D Volume Licenceがマージされたアプリケーションにおいては 返される "build" 番号に意味はありません。この状況ではバージョン情報は開発者により管理されます。

次の例は、4D環境のバージョン番号を表示します。

 $vs4Dversion:=Application version
 ALERT("使用しているバージョンは "+String(Num(Substring($vs4Dversion;1;2)))+"."+
 $vs4Dversion[[3]]+"."+$vs4Dversion[[4]])

以下の例は、最終版の4Dを使用しているかどうかを検査します。

 If(Substring(Application version(*);1;1)#"F")
    ALERT("製品版の4Dおよびデータベースを使用しているかを確認してください。")
    QUIT 4D
 End if

コマンドから返されたアプリケーションの短いバージョン番号の値を使用して4Dアプリケーションのリリース名を表示したい場合を考えます。以下の様に書くことが出来ます:

 C_LONGINT($Lon_build)
 C_TEXT($Txt_info;$Txt_major;$Txt_minor;$Txt_release;$Txt_version)
 
 $Txt_version:=Application version($Lon_build)
 
 $Txt_major:=$Txt_version[[1]]+$Txt_version[[2]] //バージョン番号、例えば14
 $Txt_release:=$Txt_version[[3]] //Rx
 $Txt_minor:=$Txt_version[[4]] //.x
 
 $Txt_info:="4D v"+$Txt_major
 If($Txt_release="0") //4D v14.x
    $Txt_info:=$Txt_info+Choose($Txt_minor#"0";"."+$Txt_minor;"")
 
 Else //4D v14 Rx
    $Txt_info:=$Txt_info+" R"+$Txt_release
 End if



参照 

Application type
Version type

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 4D環境
番号: 493

This command can be run in preemptive processes

 
履歴 

初出: 4D v6
変更: 4D v11 SQL Release 5
変更: 4D v14 R2

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v16)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.2)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.3)