VP ADD STYLESHEET

4D v18

VP ADD STYLESHEET


VP ADD STYLESHEET ( vpAreaName ; styleName ; styleObj {; scope} )

引数	型	説明
vpAreaName	テキスト	4D View PRo エリアフォームオブジェクト名
styleName	テキスト	スタイルの名前
styleObj	Object	属性設定を定義するオブジェクト
scope	倍長整数	ターゲットのスコープ(デフォルト=カレントシート)

説明

VP ADD STYLESHEET コマンドは、現在開いているドキュメント内にて、styleName 引数で指定したスタイルシートを、styleObj 引数のオブジェクトのプロパティの組み合わせに基づいて変更します。同じ名前とスコープを持つスタイルシートがドキュメント内にすでに存在する場合、このコマンドはそれを新しい値で上書きします。

注: このコマンドで作成されたスタイルシートはドキュメントに保存されます。

vpAreaName 引数には、4D View Pro エリアの名前を渡します。存在しないエリアの名前を渡した場合、エラーが返されます。

styleName 引数を使用するとスタイルシートに名前をつけることができます。指定した名前が同じスコープで既に使用されている場合、新しいスタイルシートは既存のものを上書きします。ただし異なるスコープにおいては、同じ名前を使用することができるという点に注意してください(以下参照)。

styleObj 引数を使用すると、スタイルシートの設定(例: フォント、テキスト装飾、並び、境界線、など)を指定することができます。スタイルプロパティの完全な一覧は、4D View Pro スタイルオブジェクトとスタイルシートのページで見ることができます。

任意のscope 引数を使用することで、スタイルシートをどこに定義するかを指定することができます。シートインデックス(0 から数え始めます)か、以下の定数のいづれかを渡すことができます:

定数	値	コメント
vk current sheet	-1	4D View Pro エリアのカレントシートを指定します。(デフォルト)
vk workbook	-2	4D View Pro エリアのワークブック全体を指定します。

styleName 引数で指定したスタイルシートが、ワークブックレベルとシートレベルとで定義されていた場合、スタイルシートが設定されているときにはシートレベルの方がワークブックレベルより優先されます。

スタイルシートを適用するためには、VP SET DEFAULT STYLE または VP SET CELL STYLE コマンドを使用してください。

例題

以下のコードを実行すると:

 $styles:=New object

 $styles.backColor:="green"

 

  // 境界線オブジェクト

 $borders:=New object("color";"green";"style";vk line style medium dash dot)

 

 $styles.borderBottom:=$borders

 $styles.borderLeft:=$borders

 $styles.borderRight:=$borders

 $styles.borderTop:=$borders

 

 VP ADD STYLESHEET("ViewProArea";"GreenDashDotStyle";$styles)

 

  // スタイルを適用する

 VP SET CELL STYLE(VP Cells("ViewProArea";1;1;2;2);New object("name";"GreenDashDotStyle"))

GreenDashDotStyle という名前の、以下のようなスタイルオブジェクトを作成します:

{
backColor:green,
borderBottom:{color:green,style:10},
borderLeft:{color:green,style:10},
borderRight:{color:green,style:10},
borderTop:{color:green,style:10}
}

参照

4D View Pro スタイルオブジェクトとスタイルシート
 VP Get stylesheet
VP Get stylesheets
VP REMOVE STYLESHEET
VP SET CELL STYLE
VP SET DEFAULT STYLE