4D Internet Commands v16

SMTP_Bcc

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SMTP_Bcc

SMTP_Bcc 


 

SMTP_Bcc ( smtp_ID ; blindCarbon {; deleteOption} ) -> 戻り値 
引数   説明
smtp_ID  倍長整数 in メッセージ参照
blindCarbon  テキスト in アドレスリスト
deleteOption  整数 in 0 = 追加, 1 = 置き換え, 2 = 削除
戻り値  整数 in エラーコード

説明   

SMTP_Bcc コマンドは、smtp_ID で指定されるメッセージに、ブラインドカーボンコピーの受信者を追加します。Bcc: フィールドへの受信者の追加は必須ではありません。

グループにメールを送信する際、アドレスリストを他の受信者に表示させないようにする唯一の方法は、アドレスを"Bcc"ヘッダに記載することです。"Bcc"ヘッダにリストされたアドレスは、メッセージヘッダや本文には含まれません。"Bcc"に記載されたアドレスは、メールのすべての受信者に対して表示されません。

"Bcc"の受信者は"To" や "Cc" に記載された受信者を見ることができます。しかしすべての受信者は"Bcc"の受信者を見ることはありません。しばしばグループ宛へのメールでは、すべての受信者を"Bcc"ヘッダに記載して送信されます。これにより、受信者に膨大なアドレスリストを表示させたり、アドレスリストが他の受信者に漏れることを防ぐことができます。

"Bcc"を利用するもう一つのケースは、多くのメールアプリケーションに実装されている、"全員に返信"を使用されるケースです。この機能は"To" や "Cc"に記載されているすべての受信者を返信メールの宛先に設定するものです。すべての受信者を"Bcc"ヘッダに置くと、オリジナルメッセージの受信者すべてに返信が送信されることを防ぐことができます。

smtp_IDSMTP_New コマンドで作成される倍長整数のメッセージ参照です。

blindCarbon は一つ以上のメールアドレスで構成されるAddressListです。

deleteOption は"Bcc"ヘッダに値を追加するか削除するかをしている整数値です。

  • 0を指定すると、"Bcc" フィールドに新しい値を追加します。
  • 1を指定すると、以前に設定されていた値を上書きして、"Bcc" フィールドに新しい値を設定します。(空の文字列blindCarbonに渡すと、ヘッダがメッセージから取り除かれます。)
  • 2を指定すると、"Bcc" フィールドに設定されていた値が取り除かれ、ヘッダがメッセージから取り除かれます。
deleteOption はオプションの引数で、省略した場合のデフォルト値は0です。

例題  

この例題では1つのメッセージを構築します。Forループの外側で静的なメッセージを部分を作成し、ループ内で[People]テーブルの各レコード毎に、メールアドレスをBCCに追加します。

 $error:=SMTP_From($smtp_id;"sales@massmarket.com")
 $error:=SMTP_Subject($smtp_id;"Terrific Sale! This week only!")
 $error:=SMTP_Body($smtp_id;$GenericBody)
 For($i;1;Records in selection([People]))
    $error:=SMTP_Bcc($smtp_id;[People]Email;0) `このメールアドレスをBCCリストに追加
    NEXT RECORD([People])
 End for
 $error:=SMTP_Send($smtp_id`メッセージを送信
 $error:=SMTP_Clear($smtp_id)



参照 

SMTP_Cc
SMTP_New

 
プロパティ 

プロダクト: 4D Internet Commands
テーマ: IC メール送信
番号: 88981

 
履歴 

初出: 4D Internet Commands 6.5

 
ARTICLE USAGE

4D Internet Commands ( 4D Internet Commands v16)