4D v14.3

TRANSFORM PICTURE

ホーム

 
4D v14.3
TRANSFORM PICTURE

TRANSFORM PICTURE 


 

TRANSFORM PICTURE ( picture ; operator {; param1 {; param2 {; param3 {; param4}}}} ) 
引数   説明
picture  ピクチャー in 変換するソースピクチャ
in 変換した結果のピクチャ
operator  倍長整数 in 行う変換のタイプ
param1  実数 in 変換パラメタ
param2  実数 in 変換パラメタ
param3  実数 in 変換パラメタ
param4  実数 in 変換パラメタ

説明   

TRANSFORM PICTURE コマンドは、picture引数に渡したピクチャに、operatorタイプの変換を適用するために使用します。

Note: このコマンドはピクチャ変換演算子 (+/ 等, の節参照) で提供される機能を拡張します。これらの演算子は4D でも利用可能です。

コマンド実行後、ソースpictureは直接更新されます。“Crop”と“Fade to grey scale,”処理を除き処理は可逆的で、反対の処理を行うか“Reset”処理を行うことで元に戻すことができます。例えば、1%に縮小されたピクチャは後で100倍することで、変換されることなく元のサイズに戻せます。変換は元のピクチャタイプを変更しません。例えばベクタピクチャは変換後もベクタピクチャです。

operatorには実行する処理を示す数値を渡し、paramには処理に必要なパラメタを渡します。必要なパラメタの数は処理により異なります。“”テーマの定数をoperatorに指定できます。処理とパラメタの説明は以下のとおりです:

operator (値)param1param2param3param4
Reset (0)----
Scale (1)高さ--係数
Translate (2)X軸Y軸--ピクセル
Flip horizontally (3)----
Flip vertically (4)----
Crop (100)X座標Y座標高さピクセル
Fade to grey scale (101)- - - -
  • Reset: ピクチャに対して実行されたすべてのマトリクス処理 (scale, flip等) が取り消されます。
  • Scale: param1param2に渡された値に基づき、ピクチャは水平および垂直方向にサイズ変更されます。これらの値は係数です。例えば幅を50%拡げるにはparam1に1.5を渡します。高さを50%縮めるにはparam2に0.5を渡します。
  • Translate: ピクチャは水平方向にparam1ピクセル、垂直方向にparam2ピクセル移動されます。右方向あるいは下方向に移動するには正数を、左方向あるいは上方向に移動するには負数を渡します。
  • Flip horizontallyFlip vertically: 元のピクチャは反転されます。事前に実行された移動は考慮されません。
  • Crop: ピクチャは、param1param2座標 (ピクセル) を開始位置として、切り取られます。新しいピクチャの幅と高さをparam3param4で指定します。この処理は取り消すことができません。
  • Fade to grey scale: ピクチャはグレースケールに変更されます。引数は必要ありません。この処理は取り消すことができません。

例題  

以下はピクチャ切り取りを行う例題です (ピクチャはフォーム上で “トランケート (中央あわせなし)” フォーマットで表示されています):

 TRANSFORM PICTURE($vpGears;Crop;50;50;100;100)

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: ピクチャ
番号: 988

 
履歴 

初出: 4D v11 SQL

 
参照 

COMBINE PICTURES
ピクチャ演算子

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v12.4)
ランゲージリファレンス ( 4D v11 SQL Release 6)
ランゲージリファレンス ( 4D v13.5)
ランゲージリファレンス ( 4D v14.3)

Parent of : TRANSFORM PICTURE ( 4D v14 R3)