4D v14.3

BLOB TO DOCUMENT

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4D v14.3
BLOB TO DOCUMENT

BLOB TO DOCUMENT 


 

BLOB TO DOCUMENT ( document ; BLOB {; *} ) 
引数   説明
document  文字 in ドキュメント名
BLOB  BLOB in ドキュメントの新しいコンテンツ
演算子 in Macintoshのみ: *が渡されれば、リソースフォークに書かれる; そうでなければデータフォークに書かれる

説明   

BLOB TO DOCUMENT は、blobに格納されているデータを使用してdocumentの内容全体を上書きします。documentにはドキュメント名を渡します。documentが存在しない場合、コマンドはドキュメントを作成します。既存のドキュメント名を渡す場合、それが開かれていないことを確認してください。ファイルが開かれているとエラーが生成されます。ドキュメントをユーザが選択できるようにするには、Open documentまたはCreate document、およびプロセス変数documentを使用します(例を参照)。

Macintoshでの注意点:

  • Macintoshのドキュメントファイルは、データフォークおよびリソースフォークの2つから構成されていることがあります。デフォルトで、BLOB TO DOCUMENTコマンドはドキュメントファイルのデータフォークに書き込みます。リソースフォークに書き込むには、オプション引数 * を渡します。Windowsでは、オプション引数 * は無視されます。
  • このコマンドが生成するドキュメントは"タイプ"を持ちません。ドキュメントにタイプを指定するには、SET DOCUMENT TYPE コマンドを使用します。

例題  

以下の例は、ドキュメントファイルをすばやく格納、または取得できるような情報システムを記述する場合を想定します。データ入力フォームで、 BLOBフィールドにロードされているデータが含まれているドキュメントファイルを保存できるようなボタンを作成します。このボタンのメソッドは、以下の ように作成します:

 $vhDocRef:=Create document("") ` ドキュメントを作成する
 If(OK=1) ` ドキュメントが作成されたら
    CLOSE DOCUMENT($vhDocRef` それを閉じる
    BLOB TO DOCUMENT(Document;[YourTable]YourBLOBField` ドキュメントに書き込む
    If(OK=0)
  ` エラーを処理する
    End if
 End if

ドキュメントが正しく書きこまれたらOK変数は1に設定されます。そうでなければ0に設定され、エラーが生成されます。

  • 存在しないドキュメントや、既に他のプロセスやアプリケーションで開かれているドキュメントに書き込みしようとすると、対応するファイルマネージャエラーが生成されます。
  • 新しいドキュメントを書き込むためのディスク容量が不足する場合があります。
  • ドキュメントを書き込む際に、I/Oエラーが発生する場合があります。

いずれの場合でも、ON ERR CALL割り込みメソッドを使用すれば、このエラーをとらえることができます。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: BLOB
番号: 526

このコマンドはOKシステム変数を更新しますErrorシステム変数が更新されることがあります。

 
履歴 

初出: 4D v6

 
参照 

Create document
DOCUMENT TO BLOB
Open document

 
タグ 

Document, Resource fork, Data fork

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v11 SQL Release 6)
ランゲージリファレンス ( 4D v12.4)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R2)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R3)
ランゲージリファレンス ( 4D v13.5)
ランゲージリファレンス ( 4D v14.3)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R4)