4D v14.3ADD RECORD |
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4D v14.3
ADD RECORD
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ADD RECORD ( {aTable}{;}{*} ) | ||||||||
aTable | テーブル |
![]() |
データ入力に使用するテーブル, または 省略した場合デフォルトテーブル | |||||
* |
![]() |
スクロールバーを隠す | ||||||
ADD RECORDコマンドは、データベースのテーブルaTableまたはaTableが省略された場合デフォルトテーブルに、ユーザが新規レコードを追加できるようにします。
ADD RECORDは新しいレコードを作成、それをカレントプロセスのカレントレコードとし、カレントの入力フォームを表示します。アプリケーションモードにおいて、ユーザが新しいレコードを受け入れると、新しいレコードがカレントセレクションにある唯一のレコードになります。
次の図は、典型的なデータ入力フォームです。
このフォームはこのプロセスの最前面のウインドウに表示されます。ウインドウには、スクロールバーとサイズボックスがあります。オプションの * 引数を指定すると、スクロールバーやサイズボックスのないウインドウを描画します。
ADD RECORDは、ユーザがレコードを受け入れるか取り消すまでフォームを表示します。ユ-ザが複数のレコ-ドを追加する場合は、新しいレコードごとに1回ずつコマンドを実行しなければなりません。
ユーザが保存ボタンをクリック、またはenterキーを押す、またはACCEPTコマンドが実行されると、レコードが保存されます。
ユーザがキャンセルボタンをクリック、またはキャンセルキーコンビネーション (WindowsではCtrl-ピリオド、Mac OSではCommand-ピリオド) を押す、またはCANCELコマンドが実行されると、レコードは保存されません。
ADD RECORDの呼び出し後、システム変数OKにはレコードが受け入れられると1が、キャンセルされると0が設定されます。
Note: キャンセルされた場合でも、レコードはメモリ上に残されたままとなります。カレントレコードポインタが変更される前にSAVE RECORDコマンドを実行すれば、レコードは保存されます。
次の例は、データベースに新しいレコードを追加する際によく使われるループです:
FORM SET INPUT([Customers];"Std Input") ` [Customers] テーブルの入力フォームを設定
REPEAT ` ユーザがキャンセルするまでループ
ADD RECORD([Customers];*) ` [Customers] テーブルにレコードを追加
Until(OK=0) ` ユーザがキャンセルするまで
次の例は、顧客データを検索し、その検索結果により、2つのステートメントうちの1つを実行します。顧客が全く見つからない場合、ユーザはADD RECORDコマンドで新しい顧客を追加できます。少なくとも1つの顧客レコードが見つかった場合は、MODIFY RECORDにより最初のレコードが表示され、このレコードを修正できます:
READ WRITE([Customers])
FORM SET INPUT([Customers];"Input") ` 入力フォームを設定
vlCustNum:=Num(Request("顧客番号を入力:")) ` 顧客番号を取得
If(OK=1)
QUERY([Customers];[Customers]CustNo=vlCustNum) ` 顧客を検索
If(Records in selection([Customers])=0) ` 顧客が見つからなければ…
ADD RECORD([Customers]) ` 新規に顧客を追加
Else
If(Not(Locked([Customers])))
MODIFY RECORD([Customers]) ` レコードを更新
UNLOAD RECORD([Customers])
Else
ALERT("レコードは現在使用中です。")
End if
End if
End if
レコードを受け入れるとOKシステム変数が1に、キャンセルすると0に設定されます。OKシステム変数はレコードが受け入れられたかキャンセルされた後に設定されます。
プロダクト: 4D
テーマ: データ入力
番号:
56
初出: < 4D v6
ACCEPT
CANCEL
CREATE RECORD
MODIFY RECORD
SAVE RECORD
ランゲージリファレンス ( 4D v12.4)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R2)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R3)
ランゲージリファレンス ( 4D v13.5)
ランゲージリファレンス ( 4D v14.3)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R4)
Inherited from : ADD RECORD ( 4D v11 SQL Release 6)