4D Doc Center : WR Direct find

4D Write v14

WR Direct find


WR Direct find ( BLOB ; charString ; wholeWord ; upperCase ) -> 戻り値

引数	型	説明
BLOB	BLOB	4D Writeエリアを含むBLOB
charString	文字	検索する文字列
wholeWord	整数	0= 部分一致 1= 完全一致
upperCase	整数	0= 大文字小文字を無視 1= 大文字小文字を区別
戻り値	倍長整数	検索ステータス

説明

WR Direct findコマンドは任意の4D Write エリアを含むBLOB 内で文字列を直接検索することができます。このコマンドの使用する際にBLOB を4D Writeエリア内であらかじめオープンしておく必要はありません。つまり、このコマンドはとても高速に実行されることを意味しています。

検索文字列が見つかると、WR Direct find はテキスト内の検索文字列が見つかった位置を返します。

検索が失敗した場合は、WR Direct find は-1 を返します。

blob が4D Write エリアのコンテンツでない場合、WR Direct find は-2 を返します。

wholeWord とupperCase によって、検索オプションを選択できます：

wholeWord にはWR Parametersテーマの以下の定数を渡すことができます:

定数	型	値	コメント
wr partial match	倍長整数	0	文字列は単語全体あるいはより長い単語の一部です。
wr whole word	倍長整数	1	単語は区切り文字 (スペース、句読点等) の間になければなりません。

upperCase にはWR Parametersテーマの以下の定数を渡すことができます:

定数	型	値	コメント
wr ignore uppercase	倍長整数	0	検索は大文字と小文字を区別せずに行われます。
wr case sensitive	倍長整数	1	検索は大文字と小文字を区別して行われます。

例題

この例題は、レコードの選択範囲内で検索するキーワードからの検索メソッドを示しています。データベースの内容は料理レシピです。4D Write エリアはBLOB フィールドに保存されています。特別な素材を使用したレシピをすべて検索したいものとします。ここに、大変高速なメソッドを示します。

 ToFind:=Request("Enter the ingredient(s) to find:")

  `検索されたレコードを配置する空のセットを作成

 CREATE EMPTY SET([MyRecipes];"FoundRecords")

 ALL RECORDS([MyRecipes]) `全テーブルの選択範囲をブラウズ

 While(Not(End selection([MyRecipes])))

    If(WR Direct find([MyRecipes]BlobRecipe_;ToFind;wr whole word;wr case sensitive)>0)

 

       ADD TO SET([MyRecipes];"FoundRecords")

    End if

    NEXT RECORD([MyRecipes])

 End while

 USE SET("FoundRecords")

 OUTPUT FORM([MyRecipes];"Output")

 MODIFY SELECTION([MyRecipes];*)