R リリースサイクルの途中で、4D が使用している様々なライブラリーやコンポーネントが更新され、その中で様々な問題も分かってきています。以前は各バージョンの"リリースノート"として配信されていたこういった情報が、このページに集約されています。
4D Developer と 4D Volume Desktop は、Windows 用の64-bit 版において4D v16 R2 で最終版になりました。
4D Pack プラグインはインストーラーには含まれなくなりました。ただし、4D v16.x 用の4D Pack は4D v16 Rリリースと互換性があることに注意してください。
古いAltura ライブラリはWindows 用64-bit 版の4D Developer Edition と4D Volume Desktop から削除されました。
XML: 外部エンティティの解決の変更、XML SET OPTIONS コマンドの新オプション追加(XMLの編集を参照のこと)
Xerces: バージョン3.1.4 にアップデート(XML を管理するのに内部的に使用されている"オープンソース"ライブラリ)
古いAltura ライブラリが、Windows 用64-bit 版4D Server から削除されました。今後、64-bit 版プロダクトライン全体が"Altura フリー"となります。
XML: 4D v16 R4 以降、DOM Get XML element および DOM Count XML elements コマンドはデフォルトで大文字と小文字を区別するようになりました。XML SET OPTIONS コマンドの新しいXML DOM case sensitivity セレクターを使用することで、以前の振る舞いに戻すことができます(XMLの編集を参照のこと)。
CEF: バージョン301 にアップデート。Chromium 埋め込みフレームワーク(CEF)
libldap: バージョン2.45 にアップデート。
libsasl: バージョン2.1.17 にアップデート(単純認証セキュリティレイヤー)
libzip: バージョン1.2 にアップデート。
zlib: バージョン1.2.11 にアップデート(データ比較ソフトウェアライブラリ)。
Windows 10 および古いプラグインに対してのHDPI スクリーン対応:
- 旧式の4D Write および4D View プラグインは、Windows 10(1709) においては高DPI スクリーンに対応していません。このコンテキストにおいては、64-bit 版プロダクトライン(4D Write Pro および 4D View Pro)を使用することが推奨されます。
macOS 10.13 における4D 32-bit 版でのWeb エリア:
- 背景から最前面に戻ったとき、Web エリアにはフォーカスが入らない可能性があります。このコンテキストにおいては、64-bit 版プロダクトラインを使用することが推奨されます。
macOS 10.13 において4D 32-bit 版を使用したときのWeb エリア内でのPDF のレンダリング:
- macOS 10.13 でのPDF ビューアープラグインを使用している場合、Web エリアでのPDF の表示は失敗する可能性があります。このコンテキストにおいては、64-bit 版プロダクトラインを使用することが推奨されます。
ハンスペル辞書: バージョン1.6.2 にアップデート。
WP GET ATTRIBUTES あるいは OB Get コマンドで使用されるwk image, wk list style image および wk background image 属性は、画像変数が宣言されていない場合、そのURLではなく、画像自身を返すようになりました。画像URL を返すためには、新しいwk image url, wk list style image url および wk background image url 属性を使用してください。
WP Get paragraphs は、WP Create paragraph range へと改名されました。
WP Get pictures は、WP Create picture range へと改名されました。
Open SSL: バージョンv1.0.2n にアップデート。
CEF: バージョン3282 にアップデート。
SpreadJS: バージョンv11 にアップデート。
- Xerces : バージョン3.2.1.にアップデートされました。
- オブジェクトフィールドに再インデックスが必要になる場合があります:
保存されたデータとその作成方法によっては、オブジェクトフィールドのインデックスが正しくない場合があります。これは極めて限定的な場合で、再現は困難です。再現するための一つの条件としては、オブジェクトのプロパティ名に "[ ]" などの特殊文字を使用していることが挙げられます。この現象は、4D v15 - v17 (v17R2 とv17R3も含む)において作成されたデータベースまたはインデックスが作成されたデータベースにおいて起きる可能性があります。これらのデータベースのオブジェクトフィールドは再インデックスが必要となります。
4D v17.1 またはv17 R4およびそれ以降で作成されたデータベースはこの問題の影響はありません。
- macOS Mojave (10.14) での32-bit版4D でのWebエリアに関連した不正な挙動:
macOS Mojave での32-bit版4D のWebエリア(システムおよび埋め込み)において、埋め込まれたWeb エリアにおいて読み込みが行われない、表示がされないなどの複数の問題があります。システムのWeb エリア: リンク上をホバーしてもカーソルのアイコンが変化せず、リンクはダブルクリックでしか動作しません。Apple は32-bit版のWebKitでのこれらの問題は修正はせず、その代わりに64-bit 版製品(つまり64-bit版の4D v17.1)の使用を推奨しています。