外部PHPインタープリターやカスタムモジュールを使用する際の手順が4D v12.1で変更されました。この変更はプログラムが格納されたフォルダーへのアクセス権が制限されている場合の設定をサポートするために行われました。
今バージョンより、4Dが起動するFastCGI-php初期化ファイル (php.ini) はデータベースのResourcesフォルダーに配置しなければなりません。最初の呼び出し時にこのファイルが見つからないと、4Dは適切な設定オプションを使用してそれを作成します。
4Dの組み込みインタープリターではカスタムphp.iniファイルを使用することはできません。提供されたデフォルト設定とは異なるPHP設定を使用したい場合、外部FastCGI-phpインタープリターを管理しなければなりません (この点については4DでPHPスクリプトを実行するで説明しています)。
注: 外部インタープリターのphp.iniファイルは、4D_Execute_PHP.phpユーティリティスクリプトの完全パスを提供する"auto_prepend_file"エントリーを含んでいなければなりません。このスクリプトは[4Dapplication]Resources/php/Windows または /Macにあります。このエントリーが書かれていない場合、完全なスクリプトのみが実行可能です。スクリプト中でのルーチンの呼び出しは動作しません。
PHPから送信されたデータの処理を容易にするため、PHP ExecuteとPHP GET FULL RESPONSEコマンドの動作が標準化 (受信した値は常にPHP開発者が返した値と同じ) されました。データ解釈の原則はPHP Executeコマンドの説明に記載されています。