4D v12.1では複数の新しい機能が追加され、開発者はリッチテキストエリア (マルチスタイルエリア) をより制御できるようになりました。OBJECT SET PLAIN TEXTコマンドが追加され、いくつかの既存コマンドの機能が変更されました。
また本テーマのいくつかのコマンドはOK変数を設定するようになりました。
新しいOBJECT SET PLAIN TEXTコマンドは例えば"<"や">"、"&"などの文字を含むプレーンテキストを挿入するために使用します。このコマンドはOBJECT SET STYLED TEXTやOBJECT Get plain textコマンドを補完します。
以下のコマンドの動作が4D v12.1で変更されました:
- FONT LIST: Mac OSでこのコマンドはフォントファミリーに基づくfont配列を生成するようになりました。以前のバージョンではMac OSにおいてフォント名の配列が返されました。
4Dバージョン12.1より、以下のコマンドはOKシステム変数を更新するようになりました:
OBJECT SET STYLED TEXT ATTRIBUTES
OBJECT SET STYLED TEXT
OBJECT GET STYLED TEXT ATTRIBUTES
OBJECT Get plain text
OBJECT Get styled text
これらのコマンド実行後、エラーがなければOK変数が1に、エラーがあれば0に設定されます。特にスタイルタグが正しく評価できない場合に発生します (正しくない、あるいはタグが足りない等)。
エラーが発生した場合、元のテキスト変数は変更されません。テキストが評価されたときに変数上でエラーが発生した場合、4Dはテキストを生のテキストに変換します。結果"<"や">"、"&"文字はHTML実体参照に変換されます。