設定済みオブジェクトライブラリは4D フォームにオブジェクトを追加することを簡単にするためにデザインされたツールです。既に設定されたオブジェクトのコレクションが提供され、ドラッグ&ドロップやコピー/ ペーストするだけで、フォーム中で使用できます。
設定済みオブジェクトライブラリは別ウィンドウに表示されます。オブジェクトはフォーム上にドラッグ&ドロップで挿入できます。設定済みオブジェクトライブラリウィンドウを表示するには、4D フォームエディタツールバーの
ボタンをクリックします。
設定済みオブジェクトライブラリが新しいウィンドウに表示されます。この中にはフィルターエリア (ポップアップメニューとボタン)、プレビューエリア、コメントエリアがあります:
![](../../picture/108478/pict108478.en.png)
- オブジェクトフィルター: オブジェクトはいくつかのカテゴリに分けられています ( ボタン、入力エリアなど)。カテゴリに属するオブジェクトのみを表示するにはポップアップメニューから選択します。すべてのカテゴリを選択するとすべてのオブジェクトが表示されます。いくつかのオブジェクトは使えるプラットフォームが限定されます (Windows またはMacintosh)。ウィンドウの右上に配置されたボタンを使用してプラットフォームに基づき表示されるオブジェクトをフィルターできます。
![](../../picture/108483/pict108483.fr.png)
- プレビューエリア: 中央のエリアにはプレビューおよびオブジェクトの名前が表示されます。オブジェクトをクリックしてオブジェクトに関する情報を得ることができます。説明はウィンドウの下部に表示されます。プレビューエリア上部のスライドを使用して、サムネイルのサイズを変更できます。
- コメントエリア: 選択されたオブジェクトに関する情報を表示します。
ウィンドウ中央部からのドラッグ&ドロップまたはコピー/ペーストを使用してフォームにオブジェクトを挿入できます。オブジェクトは定義済みプロパティとともに配置されます。必要に応じてプロパティを変更することが可能です。
このライブラリーの利用目的は、特定のプロパティを事前に定義することで、標準の4Dオブジェクト (ボタン、テキストエリアなど) の利用を手助けすることにあります。例えば"パスワード入力エリア"オブジェクトは特定のスタイルシートが割り当てられたテキスト変数です。
ユーザオブジェクトライブラリ (カスタムオブジェクトライブラリの作成と使用参照) と異なり、設定済みオブジェクトライブラリは変更できません。つまりこのライブラリにオブジェクトを足したり、削除したりすることはできません。