4D v16.3

TRACE

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4D v16.3
TRACE

TRACE 


 

TRACE  
このコマンドは引数を必要としません

説明   

データベースの開発時に、TRACEコマンドを使用してメソッドをトレースすることができます。

TRACEコマンドは、カレントプロセス用の4Dのデバッガを起動します。デバッグウィンドウはコードの次の行が実行される前に表示されます。実行するコードを表示しながらメソッドの実行を続けることができます。コードの実行中に、 Alt+Shift+右クリック (Windows) 、またはControl+Option+Command+クリック (Macintosh) でもデバッガを起動することができます。

コンパイルされたデータベースでは、TRACEコマンドは無視されます。

4D Server: ストアドプロシージャのコンテキスト内で実行されたプロジェクトメソッドからTRACEコマンドをコールすると、デバッグウィンドウはサーバマシン上に表示されます。

Tip: On ActivateおよびOn Deactivateイベントが選択されたフォームを使用する場合、TRACEコマンドを使用しないでください。デバッグウィンドウが表示されるたびに、これらのイベントが起動されて、この2つのイベントとデバッグウィンドウとの間で永久ループになってしまいます。このような状況になった場合には、トレースなしボタンをShiftキーを押しながらクリックします。以降、そのプロセス内ではTRACEコマンドが無視されます。

例題  

次のコードでは、プロセス変数BUILD_LANGに“US”あるいは“FR”という値であることを期待しています。それ以外の値である場合に、プロジェクトメソッドDEBUGを呼び出します:

  ` ...
 Case of
    :(BUILD_LANG="US")
       vsBHCmdName:=[Commands]CM US Name
    :(BUILD_LANG="FR")
       vsBHCmdName:=[Commands]CM FR Name
    Else
       DEBUG("Unexpected BUILD_LANG value")
 End case

DEBUG プロジェクトメソッドを次に示します:

  ` DEBUG Project Method
  ` DEBUG (Text)
  ` DEBUG (Optional Debug Information)
 
 C_TEXT($1)
 
 If(<>vbDebugOn) ` インタープロセス変数はOn Startupメソッドで設定される
    If(Is compiled mode)
       If(Count parameters>=1)
          ALERT($1+Char(13)+"Call Designer at x911")
       End if
    Else
       TRACE
    End if
 End if



参照 

NO TRACE

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: ランゲージ
番号: 157

リモートモードでは動作が異なります。

 
履歴 

初出: < 4D v6

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v16)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.2)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.3)