4D v16.3

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このページではデータへのアクセスやデータベースの保護に関する設定を行います。

注: より一般的な4Dのセキュリティ機能については、4D Security guide をご覧ください。

  • デザインアクセス権: データベースのデザインモードへの特定のグループに与えるために使用します。
    以下の点に留意してください:
    • デザインモードへのアクセスグループを設定すると、データ読み込みダイアログのテーブルを作成オプションが無効となります。このダイアログボックスに関する詳細はファイルからデータを読み込むを参照してください。
    • DesignerとAdministratorは常にデザインモードへアクセスできます。設定されるアクセスグループのメンバーに含められる必要はありません。
    ユーザーおよびグループに関する詳細はユーザー&グループを参照してください。
  • フォーミュラエディタと4D Write Proドキュメントで使用できるコマンドとプロジェクトメソッドの制限:
    セキュリティのため4Dはデフォルトで、アプリケーションモードや4D Write Proドキュメント内でのフォーミュラエディターでコマンド、関数、プロジェクトメソッドへのアクセスを制限しています。SET ALLOWED METHODSコマンドを使用して明示的に許可された4D関数やプロジェクトメソッドのみを使用することができます。以下のオプションを使用して部分的あるいは全体的にこのフィルタリングを無効にできます。
    • すべてのユーザーを制限する (デフォルトオプション): DesignerとAdministratorを含むすべてのユーザーに対し、アプリケーションモードおよび 4D Write Pro ドキュメントにおいてコマンドや関数、プロジェクトメソッドへのアクセスを制限します。 
    • DesignerとAdministratorは制限しない: このオプションはDesignerとAdministratorのみに、フォーミュラエディターおよび 4D Write Proフォキュメントでの4Dコマンドやメソッドへの完全なアクセスを与えます。他のユーザには制限をかけつつ、データベースの管理者に無制限のアクセスを与えたい場合に使用できます。開発中にはこのモードを使用してすべてのフォーミュラやレポート等をテストできます。運用中には一時的にコマンドやメソッドへのアクセスを与えるなどのために使用できます。これを行うためには、コマンドへのフルアクセスが必要なダイアログを呼び出したり印刷処理を開始したりする前に (CHANGE CURRENT USERコマンドを使用して) ユーザーを切り替えます。そしてその処理が終了したら元のユーザーに戻します。
      : 前のオプションを使用してフルアクセスが有効にされると、このオプションは効果を失います。
    • 誰も制限しない: このオプションはフォーミュラエディターおよび 4D Write Proフォキュメントでのユーザーアクションの制御を無効にします。このオプションが選択されるとユーザーはすべての4Dおよびプラグインコマンド、さらにはプロジェクトメソッドを使用できます (非表示のものを除く)。
      : このオプションはSET ALLOWED METHODSコマンドより優先されます。このオプションが選択されるとコマンドの効果はなくなります。
  • デフォルトユーザー: デフォルトユーザーが設定されると、データベースを開く、あるいはデータベースにログインするすべてのユーザーは、このデフォルトユーザーに定義された同じアクセス権と制限を持つことになります。さらにデフォルトユーザーにパスワードを割り当てない場合、パスワードダイアログボックスは表示されず、データベースが直接開かれます。
    • デフォルトユーザーにパスワードを割り当てた場合、データベースが開かれるときにダイアログが表示され、パスワードの入力を求められます:
    • デフォルトユーザーにパスワードを割り当てない場合、上記のダイアログは表示されません。
    注:
    • このモードを有効にするためにはパスワードシステムを有効にする必要があります。
    • デフォルトユーザーモードが有効になっているときでも、強制的にユーザー認証ダイアログを表示させることができます。これは例えばAdministratorやDesignerとしてログインするために必要となります。これを行うにはデータベースを開いたり接続したりする際にShiftキーを押したままにします。
  • パスワードダイアログにユーザーリストを表示する: このオプションが選択されていると、ユーザー認証ダイアログにユーザーリストが表示され、ユーザーはその中から名前を選択し、パスワードを入力することになります。選択されていない場合、名前とパスワード両方を入力します。パスワードダイアログボックスの2つのバージョンに関する詳細はアクセスシステムの概要の"アクセスシステムの概要"を参照してください。
    • ユーザーリストをABC順で表示する (上記オプションが選択されているときのみ有効です): このオプションが選択されていると、ユーザー認証ダイアログボックスのユーザーリストは名前順に表示されます。
  • ユーザーは自分のパスワードを変更可能: このオプションが選択されていると、ユーザー認証ダイアログに変更ボタンが表示されます。このボタンを使用するとパスワードを変更するためのダイアログボックスが表示されます (このダイアログに関する詳細はパスワードアクセスシステムの保守の"ユーザーによるパスワードの変更"を参照してください。)。必要であれば変更ボタンを非表示にし、パスワードの変更を禁止することができます。そうするためにはこのオプションの選択を外します。

  • 外部ファイルのユーザー設定を有効にする: 外部ファイル化したユーザー設定を使用するためにはこのオプションを選択します。このオプションが選択されると、設定を行うダイアログが最大3つになります: ストラクチャー設定ユーザー設定とデータファイル用のユーザー設定です。詳細はユーザー設定を参照してください。
  • コンポーネントの"On Host Database Event" メソッドを実行: On Host Database Event データベースメソッド は4D コンポーネントの初期化とバックアップフェーズを容易にします。セキュリティ上の理由から、このメソッドの実行はそれぞれのホストデータベースにおいて明示的に認証されなければなりません。そのためにはこのオプションをチェックします。デフォルトでは、チェックされていません。
    このオプションがチェックされていると:
    このオプションがチェックされていないと:
    • 4D コンポーネントはロードはされるものの、スタートアップとシャットダウンは行われません。
    • コンポーネントのデベロッパは、これらのフェーズの間ホストデータベースによって呼び出される必要のあるコンポーネントについて、コンポーネントメソッドを公開しなければなりません(スタートアップとシャットダウン)。
    • ホストデータベースのデベロッパは、コンポーネントの適切なメソッドを適切なタイミングで呼び出さなければなりません(適切なタイミングとコンポーネントは、デベロッパが提供します。)。



参照 

アクセスシステムの概要

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: データベース設定

 
履歴 

 
ARTICLE USAGE

デザインリファレンス ( 4D v16)
デザインリファレンス ( 4D v16.1)
デザインリファレンス ( 4D v16.3)