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PV REPORT ONE

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PV REPORT ONE

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PV REPORT ONE ( area ; column ; row ; master ; tableBreak ; fieldBreak ; operator ; tables ; fields ; insert ; detail ; title ) 
引数   説明
area  倍長整数 in 4D View エリア
column  倍長整数 in 列番号
row  倍長整数 in 行番号
master  整数 in プライマリテーブル番号
tableBreak  整数 in ブレークが発生するテーブル番号
fieldBreak  整数 in ブレークが発生するフィールド番号
operator  整数 in 実行する処理
tables  整数 in 表示フィールドの属するテーブルの番号
fields  整数 in 表示フィールドの番号
insert  整数 in 0= 置き換え; 1= 行挿入
detail  倍長整数 in 明細行挿入オプション
title  文字 in ブレークタイトル

説明   

PV REPORT ONEコマンドは、master テーブルのカレントセレクションから開始して、tablesfields で指定した4Dフィールドの値を使用し、4D View area 上にレポートを作成します。このフィールドに適用する処理は、operatorで定義します(合計、カウント、最大値等)。引数operatorを定義するには、PV Report functionsテーマ内の定数を使用します:

定数
pv report function average 倍長整数 1
pv report function count 倍長整数 4
pv report function max 倍長整数 3
pv report function min 倍長整数 2
pv report function none 倍長整数 -1
pv report function sum 倍長整数 0

生成されたレポートは、columnrowで指定したセルよりarea 上に挿入されます。

tableBreakfieldBreakは、ブレークシーケンスを実行するフィールドを指定します。ブレークにより、同種類のグループごとにレコードを区切り、各グループの中間集計を行うことができます。
ブレークとは、テーブルの並び替えにおける値の変わり目です。このブレークレベルは、並び替えの条件に関連付ける必要があります。PV REPORT ONEコマンドを使用する前に、tableBreakfieldBreak で指定したレコードセレクションに対する並び替えを行う必要があります。その際、ブレークとして考慮されない並び替え条件を更に追加しても構いません。ブレークをともなうクイックレポートの作成に関する詳細は、4Dのユーザリファレンスマニュアルを参照してください。

引数insert は、このコマンドを使用して4D View エリアに配置されたデータで既存のセルを置き換えるか、もしくは新しい行に挿入するかを決定します。この引数に0 を渡すと、データは消去されて置き換えられます。1 を渡した場合、追加の行が挿入されます。

引数detail を使用すると、4D View が明細行およびブレーク行をレポートに挿入する方法を定義することができます。

  • detail に0 を渡した場合、ブレーク行だけが挿入されます(明細行は挿入されません)。
  • detail に1 を渡した場合、明細行が挿入され、ブレークの値は行ごとに繰り返し表示されます。
  • detail に2 を渡した場合、明細行が挿入されますが、ブレークの値は一度しか表示されません。
引数title を使用して、結果の行のタイトルを設定することができます(つまり、“合計”や“平均”等です)。4D の「クイックレポート」エディタと同様に、現在のブレーク値のプレースホルダとして数値記号“#”を使用可能です。例えば、「国」フィールドがブレークフィールドである場合、タイトルには“合計: #”と指定することができます。すると、レポートには“合計:合衆国”、“合計:日本”というように表示されます。タイトルを挿入したくない場合には、空の文字列を渡します。

Notedetail に0 を指定し、<タイトル>に空の文字列を渡した場合、最初の列は挿入されません(列は空の状態になります)。

例題  

4D View エリアに顧客リストを表示し、男性と女性を分けて、それぞれのグループのレコード数を示します:

 C_LONGINT($Column//列番号
 C_LONGINT($Row//行番号
 C_LONGINT($Master//プライマリテーブル番号
 C_LONGINT($TableBreak//ブレークが発生するテーブル番号
 C_LONGINT($FieldBreak//ブレークが発生するフィールド番号
 C_LONGINT($Operator//実行する処理
 C_LONGINT($Table//表示フィールドの属するテーブルの番号
 C_LONGINT($Field//表示フィールドの番号
 C_LONGINT($Insert//0= 置き換え;1=行を挿入
 C_LONGINT($Detail//明細行挿入オプション
 C_TEXT($Title//結果行のタイトル
 
  //初期化
 $Column:=4 //列Cから表示を開始する
 $Row:=3 //3 行目から表示を開始する(タイトル+ 空の行)
 $Master:=Table(->[Clients]) //「顧客」テーブルをすべて処理する
 $TableBreak:=Table(->[Clients])
 $FieldBreak:=Field(->[Clients]Type) //顧客タイプでブレーク
 $Operator:=pv report function count //男性と女性の数を集計
 $Table:=Table(->[Clients]) //「顧客」テーブルのフィールド
 $Field:=Field(->[Clients]Name) //名前を印刷
 $Insert:=1 //挿入を行う
 $Detail:=2 //明細行を挿入し、値は1度だけ表示する
 $Title:="Total"
 
 ALL RECORDS([Clients])
 ORDER BY([Clients];[Clients]Type;[Clients]Name) //ブレークポイントでのソートが必要+ アルファベット順に表示
 
 PV REPORT ONE(Area;$Column;$Row;$Master;$TableBreak;$FieldBreak;$Operator;$Table;$Field;$Insert;$Detail;$Title)



参照 

PV ARRAY TO CELLS
PV REPORT MANY

 
プロパティ 

プロダクト: 4D View
テーマ: PVセルの値
番号: 15903

 
履歴 

初出: 4D View 6.8

 
ARTICLE USAGE

4D View ( 4D View v16)