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PV FIELDS LIST TO CELLS

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PV FIELDS LIST TO CELLS

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PV FIELDS LIST TO CELLS ( area ; direction ; columns ; rows ; conversions ; master ; tables ; fields ) 
引数   説明
area  倍長整数 in 4D View エリア
direction  整数 in 0= 行; 1= 列
columns  倍長整数配列 in 開始セルの列番号の配列
rows  倍長整数配列 in 開始セルの行番号の配列
conversions  倍長整数配列 in 0= 元のタイプ; 1= テキストに変換
master  倍長整数 in マスターテーブル番号
tables  倍長整数配列 in テーブル番号
fields  倍長整数配列 in フィールド番号

説明   

PV FIELDS LIST TO CELLSコマンドは、PV FIELD TO CELLSコマンドと同じ働きをしますが、複数のフィールドを使用します。

:このコマンドの引数direction の使い方は、PV GOTO NEXT CELL コマンドおよびPV GET NEXT FREE CELL コマンドとは異なります。これら2 つのコマンドでは、direction としていずれの方向でも指定できますが、PV FIELDS LIST TO CELLS コマンドではdirection として、右方向(0= 行)または下方向(1= 列)のいずれかのみを指定します。

引数columns およびrows には、開始セルの列番号と行番号をそれぞれ指定します。

5 番目の引数conversionを使用すると、セル内容をテキストタイプに変換することができます。ただし、元の値のタイプは、この処理に対応するタイプでなければいけません。BLOB やピクチャタイプをテキストに変えるような指定を行うと、変換は行われません。

配列であるtablesfields には、テーブル番号および元になるフィールドの番号を納めます。

このコマンドは、リレートを用いて、リレートテーブルやマスターテーブルに対し適用することができます。このリレートは、master テーブルから表示フィールドの属するテーブルへの自動リレートでなければなりません。表示するテーブルとフィールドは配列tablesfields で定義します。

PV ADD DYNAMIC FIELDSコマンドは、データベースとの動的なリレートを維持しますが、このコマンドとは異なり、PV FIELDS LIST TO CELLSコマンドを使用して回復を行った後に4D View エリアで値が変更されても、レコードの内容には反映されません。

例題  

ここでもPV CELLS TO ARRAYコマンドの例題を使用して、顧客テーブルのレコードをロードする入力フォームについて見てみましょう。今回は、3 つのフィールドを同時に処理します。

マスターとなる「連絡先」テーブルから「業務上肩書き」テーブル(社長、秘書、開発者)への自動リレートを使用して、「業務上肩書き」テーブルの特別なフィールドに整数として保存されている肩書きコード(リレートの開始点となるフィールド)を元に、各連絡先に対する肩書きのラベルの回復を行うことができます。さらに、関連する3 つ目の列を表示します(列C より開始するため、列Eに表示する)。

 C_LONGINT($Master//マスターテーブル番号
 C_LONGINT($Index//
 
 $Master:=Table(->[Contacts]) //マスターテーブル番号:連絡先(全列用)
 
 ARRAY LONGINT($ArrayColumns;3) //開始セルの列番号
 ARRAY LONGINT($ArrayRows;3) //開始セルの行番号
 ARRAY INTEGER($ConversionArray;3) //0 :元のタイプ、または1:テキストへ変換
 ARRAY INTEGER($TablesArray;3) //テーブル番号
 ARRAY INTEGER($FieldsArray;3) //フィールド番号
 
 For($Index;1;3)
    $ArrayColumns{$Index}:=$Index+2 //列CからE
    $ArrayRows{$Index}:=2 //2行目より開始
    $ConversionArray{$Index}:=0 //元のフィールドタイプを維
 End for
 
  //取得するテーブルとフィールド
 $TablesArray{1}:=Table(->[Contacts]) //連絡先テーブルの番号
 $FieldsArray{1}:=Field(->[Contacts]ContactName) //名字フィールドの番号
 
 $TablesArray{2}:=Table(->[Contacts]) //連絡先テーブルの番号
 $FieldsArray{2}:=Field(->[Contacts]ContactFirstName) //名前フィールドの番号
 
 $TablesArray{3}:=Table(->[Titles]//肩書きタイプテーブル(リレート先)の番号
 $FieldsArray{3}:=Field(->[Titles]Label//肩書きフィールドの番号(社長、秘書、開発者)
 
  //対応する「連絡先」のセレクションを取得
 RELATE MANY([Clients]code)
 
  //4D View エリア上の名字、名前、肩書きフィールドを更新
 PV FIELDS LIST TO CELLS(Area;1;$ArrayColumns;$ArrayRows;$ConversionArray;$Master;$TablesArray;$FieldsArray)



参照 

PV ADD DYNAMIC FIELDS
PV ARRAY TO CELLS
PV FIELD TO CELLS

 
プロパティ 

プロダクト: 4D View
テーマ: PVセルの値
番号: 15907

 
履歴 

初出: 4D View 6.8

 
ARTICLE USAGE

4D View ( 4D View v16)