4D v14.3Webサーバー設定 |
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4D v14.3
Webサーバー設定
Webサーバー設定
データベース設定のWebページで定義されたパラメタを使用して、4D Webサーバの動作を設定できます。この節ではこのページの設定、オプション (I) と (II)について説明します。
互換性に関する注意: 以前のバージョンの4Dにある特定のWebメカニズムは廃止予定となっています (例えば未知のURLから"/"を取り除かない)。互換性の目的で、これらのメカニズムは変換されたデータベースで利用可能です。この場合、データベース設定の互換性ページで必要に応じて無効にできます。 4Dアプリケーションの起動時にWebサーバを起動するか指定します。このオプションはWebサーバ設定と接続管理で説明しています。 デフォルトで、4Dは通常のWeb TCPポート番号である80番を使用してWebデータベースを公開します。他のWebアプリケーションによってこのポート番号が既に使用されている場合、4Dが使用するポート番号を変更する必要があります。Mac OS Xでは、TCPポート番号を変更することで、rootユーザを有効にしなくてもWebサーバを開始することができます。(Webサーバ設定と接続管理参照) Note: 0を指定すると、4DはデフォルトのTCPポート番号80を使用します。 デフォルトでないTCPポート番号を使用して公開されたWebサーバに接続するには、Webブラウザに入力するアドレスに使用するポート番号を含めなければなりません。アドレスの後にコロンに続けてポート番号を指定します。例えばTCP番号8080を使用する場合、“123.4.567.89:8080”のように書きます。 警告: デフォルトのTCPポート番号 (標準モードで80、SSLモードで443) 以外を使用する場合、同時に使用する他のサービスのデフォルトポート番号を使用しないよう注意してください。例えば、WebサーバマシンでFTPプロトコルを使用する計画である場合、(あなたが何を行おうとしているか分かっていないのであれば) このデフォルトポートであるTCPポート20と21は使用してはいけません。標準のTCPポート番号割り当てを知るには、4D Internet CommandsのAppendix B - TCPポート番号の節を参照してください。256より下のポート番号はwell-knownサービスに予約されています。256から1024はUNIXプラットフォーム由来のサービスに予約されています。互換性のためにこれらの数値よりも上、例えば2000台や3000台などを指定します。 WebサーバがHTTPリクエストを受け付けるIPアドレスを指定できます。 注: 4D v14 以降、データベース設定の"IPアドレス" リストにてすべてが選択されていた場合は、 HTTP サーバーは自動的にIPv6アドレスをサポートします。詳細な情報に関しては、 Support of IPv6を参照して下さい。 デフォルトで、サーバはすべてのIPアドレスへのリクエストに応答します (すべてオプション)。ドロップダウンリストにはマシンで利用可能なIPアドレスがリストされます。特定のアドレスを指定すると、サーバはこのIPアドレスへのリクエストにのみ応答します。 この機能は複数のIPアドレスが設定されたマシン上で動作する4D Webサーバのためのものです。これはしばしばインターネットホストプロバイダで使用されます。 このようなマルチホーミングシステムの実装はWebサーバマシン上での特定の設定を必要とします: Mac OSにセカンダリのIPアドレスをインストールする Mac OS上でマルチホーミングを設定するには:
詳細はApple社のドキュメントを参照してください。 WindowsにセカンダリのIPアドレスをインストールする Windows上でマルチホーミングを設定するには:
Webサーバがセキュアな接続を受け入れるか受け入れないかを指定します。このオプションはSSLプロトコルの使用で説明します。 SSL (HTTPSプロトコル) を使用したセキュアなHTTP接続に対してWebサーバが使用するTCPポート番号を指定できます。デフォルトでHTTPSポート番号は443です。
このオプションを使用して/4DSYNC URLによるHTTP同期サポートを制御します。この機能については接続セキュリティで説明されています。 Webサイトファイルのデフォルトの位置を指定し、ディスク上でその場所より階層的に上のファイルにアクセスできない場所を指定します。このオプションは接続セキュリティの節で説明しています。 データベースに接続するすべてのブラウザー用にデフォルトホームページを指定できます。このページはスタティックでもセミダイナミックでも可能です。 デフォルトでWebサーバーが最初に起動されたとき、4Dは“index.html”という名前のホームページを作成し、HTMLルートフォルダーに置きます。この設定を変更しない場合、Webサーバーに接続するブラウザーには以下のようなページが表示されます: デフォルトホームページを変更するには、ルートフォルダーの“index.html”ページを置き換えるか、使用するページのアクセス相対パスを"デフォルトホームページ"エリアに入力します。
例えばデフォルトホームページを、デフォルトHTMLルートフォルダー内のWebサブフォルダーにある“MyHome.htm”にする場合、“Web/MyHome.htm”と入力します。 注: WEB SET HOME PAGEコマンドを使用して、Webプロセスごとにデフォルトホームページを設定できます。 デフォルトのカスタムホームページを指定しない場合、On Web Connectionデータベースメソッドが呼び出されます。プロシージャーでリクエストを処理するのは開発者の役割です。 4D Webにはキャッシュがあり、スタティックページ, GIF, JPEG (<128 kb) そしてスタイルシート (.css files) などがリクエストされると、メモリにロードされます。 キャッシュはすべてのWebプロセスで共有されます。環境設定でキャッシュのサイズを設定できます。デフォルトでスタティックページのキャッシュは無効になっています。有効にするには、4D Webキャッシュを使用するオプションをチェックします。 ページキャッシュサイズエリアでキャッシュのサイズを変更できます。この設定はスタティックページのサイズや数、およびホストマシンで利用可能なリソースによります。 注: Webデータベースを利用する間、WEB GET STATISTICSコマンドを使用してキャッシュのパフォーマンスを検証できます。例えばキャッシュ利用率が100%,に近い場合、キャッシュに割り当てたメモリ量を増やすことを考慮します。 キャッシュが有効になると、4D Webサーバはブラウザからリクエストされたページをまずキャッシュから探します。ページが見つかると、即座にそれを送信します。見つからなければ、4Dはディスクからページをロードし、それをキャッシュに置きます。 いつでもページやイメージをキャッシュからクリアできます (例えばスタティックページを更新し、キャッシュにそれをリロードさせたい場合)。 サーバー上で、活動していないWebプロセスを閉じるための最大タイムアウト時間を設定できます。 このオプションは、サーバー上で同時に開くことのできるすべてのWebプロセスの最大同時接続数を設定します(標準Webプロセス、またはプールされたプロセスなどすべて)。このパラメターは、異常な数のリクエストによる4D Webサーバの飽和状態を避けるために使用します。 デフォルトでこの値は32000です。10から32000の値を設定できます。 最大Web同時接続数 (マイナス1) に達すると、4Dは新しいプロセスを作成せず、“Server unavailable” (ステータス HTTP 503 - Service Unavailable) を返信します。 注: Webの最大接続数はWEB SET OPTIONコマンドで設定することもできます。 WebプロセスのプールはWebサーバーの応答性能を向上させます。リサイクルするプロセス数は最小値 (デフォルトで0) から最大値 (デフォルトで10) の間です。この数はSET DATABASE PARAMETERコマンドを使用して変更できます。Webプロセス最大同時接続数が変更されると、プール数の最大値が最大同時接続数を超えている場合は、最大同時接続数まで下げられます。 理論上は、Webプロセスの最大数は以下の式で求められます: 利用可能なメモリ/Webプロセススタックサイズ 4D HTTPサーバーによるユーザーセッションの自動管理内部メカニズムを有効にしたり無効にしたりします。このメカニズムについてはWebセッション管理で説明しています。 4D v13以降に作成されたデータベースではデフォルトでこのメカニズムが有効になっています。他方互換性のため、v12以前のバージョンから変換されたデータベースでは無効になっています。この機能を利用するためには明示的に有効にしなければなりません。 このオプションが選択されていると、"一時的なコンテキストを再利用する"オプションも自動で選択され、ロックされます。 前のWebリクエストを処理するために作成されたWebプロセスを再利用することによって、4Dリモートモードで実行されているWebサーバーの動作を最適化できます。実際、4D WebサーバーはそれぞれのWebリクエストを処理するために専用のWebプロセスを必要とします。リモートモードでは必要に応じて、このプロセスはデータやデータベースエンジンにアクセスするために4D Serverに接続し増す。そしてプロセス独自の変数やセレクションを使用してコンテキストを作成しま す。リクエストの処理が終了すると、このプロセスは廃棄されます。
デフォルトで、4D Webサーバはダイナミックおよびスタティックページの拡張文字を、HTML標準に基づき送信前に変換します。このようなページはブラウザで評価されます。 この設定を行うには、拡張文字をそのまま送信オプションをチェックします。 スタンダードセットドロップダウンリストを使用して、4D Webサーバが使用する文字セットを定義できます。デフォルトで文字セットはUTF-8です。4DのWebサーバはKeep-Alive接続を使用できます。Keep-Aliveオプションを使用して、一つの開かれたTCP接続でWebブラウザとサーバ間の一連のデータ交換を保守し、システムリソースを節約して、通信を最適化できます。 Keep-Alive接続を使用するオプションは、WebサーバのKeep-Alive接続を有効および無効にします。このオプショ ンはデフォルトで有効になっています。ほとんどの場合、通信が高速化されるため、この状態をお勧めします。WebブラウザがKeep-Alive接続をサ ポートしない場合、4D Webサーバは自動でHTTP/1.0にスイッチします。 Keep-Alive接続を設定する2つのオプションがあります:
接続が閉じられた後にWebブラウザがリクエストを送信すると、新しいTCP接続が作成されます。この動作はユーザからは見えません。 |
プロパティ
プロダクト: 4D 参照
SET DATABASE PARAMETER ARTICLE USAGE
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R2) Inherited from : Webサーバー設定 ( 4D v13.5) |