4D v14.3SET CHANNEL |
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4D v14.3
SET CHANNEL
SET CHANNEL
SET CHANNEL コマンドはシリアルポートまたはドキュメントを開きます。このコマンドでは、同時に1つのポートまたは1つのドキュメントファイルしか開くことができません。開いたシリアルポートを閉じるにはSET CHANNEL(11)を用います。 Historical Note: このコマンドはもともと、シリアルポートやディスク上のドキュメントを用いて作業を実行するために使用された最初の4Dコマンドです。以来、新しいコマンドが追加されています。現在では、ディスク上のドキュメントを使った作業を実行する際には、Open document, Create document そして Append documentといったコマンドを使用します。これらのコマンドを利用し、SEND PACKET や RECEIVE PACKETを使用してドキュメントに文字を書き込んだり、読み込むことができます(この2つのコマンドもSET CHANNELとともに使用できます)。しかし、SEND VARIABLE, RECEIVE VARIABLE, SEND RECORD そして RECEIVE RECORDコマンドを使用したい場合には、ディスクのドキュメントにアクセスする際にSET CHANNELを使用しなくてはなりません。 SET CHANNELの説明は、2つの部分からなります:
SET CHANNEL コマンドの第一の形式はシリアルポートを開き、プロトコルや他のポート情報を設定します。データの送信は、SEND PACKET, SEND RECORD または SEND VARIABLEで行えます。データの受信は、RECEIVE BUFFER, RECEIVE PACKET, RECEIVE RECORD または RECEIVE VARIABLEで行います。 ポート引数 最初の引数portで、ポートとプロトコルを指定します。 シリアルポートは99まで使用できます(一度に1つ)。以下の表はポートの値を示します。
重要: portに渡す値は、オペレーションシステムで認識される既存のシリアルCOMポートを示すものでなくてはなりません。例えば、101、103、125という値を使用できるようにするには、シリアルポートCOM1、COM3、COM25が必ず設定されている必要があります。 標準の設定で、Mac OSとWindowsでは2つのシリアルポートが提供されています。Mac OSではモデムポートとプリンタポート、WindowsではCOM1とCOM2ポートです。しかしながら、シリアルポートはエクステンションボードを使用 して追加することができます。もともと4Dは2つの標準のシリアルポートのみサポートし、のちに追加されたポートをサポートしました。互換性のため、両方 をサポートするシステムとなっています。
無手順のプリンタ/COM2ポートを使用する場合は、以下のシンタックスの1つを使用します: SET CHANNEL(0;param) または SET CHANNEL(102;param) ソフトウェアフロー制御(XON/XOFF)のモデム/COM1ポートを使用する場合は、以下のシンタックスを使う必要があります: SET CHANNEL(21;param) または SET CHANNEL(201;param) ハードウェアフロー制御(RTS/CTS等)のCOM25を使用する場合は、以下のシンタックスを使用する必要があります: SET CHANNEL(325;param) settings 引数 settings引数は転送速度、データビット、ストップビット、パリティを指定します。以下の表に示した転送速度、データビット、ストップビット、パリティの値を加算してsettingsの値を指定します。例えば、転送速度を1200ボー、データビットを8ビット、ストップビットを1、パリティをなし、と設定する場合には、94 + 3072 + 16384 + 0 = 19550と計算します。引数settingsの値として19550を指定します。
Tip: port と settings に計算され渡されるさまざまな数値は、COM1...COM99の値を除き、テーマの定義済み変数で提供されています。COM1...COM99はリテラル数値を使用してください。 SET CHANNELコマンドの第2の形式は、ドキュメントファイルの作成やオープンおよび、クローズを行います。コマンドと異なり、同時に1つのドキュメントファイルしか開くことができません。ドキュメントファイルは、読み込みと書き込みの両方が可能です。 operation引数で、document引数で指定したドキュメントに対する処理を指定します。以下の表に、operation の値と、その結果としてdocumentに対して行われる処理を示します。一番目の列はoperationで利用可能な値、二番目の列はdocumentで利用可能な値、三番目の列は処理を示します。 例えば、ファイルを開くダイアログボックスを表示して、テキストファイルを開く場合には、以下のように記述します: SET CHANNEL(13;"")
この表に示した処理はすべて、適切な場合、システム変数Documentに値を設定します。また、処理が正常に行われると、システム変数OKに1が代入されます。それ以外の場合には0が代入されます。 RECEIVE BUFFER, SET TIMEOUT そして RECEIVE RECORDの例題を参照。 |
プロパティ
プロダクト: 4D
履歴
初出: < 4D v6 参照
Append document ARTICLE USAGE
ランゲージリファレンス ( 4D v11 SQL Release 6) |
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