4D v14.3フォームオブジェクトの挿入と配置 |
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4D v14.3
フォームオブジェクトの挿入と配置
フォームオブジェクトの挿入と配置
フォームにオブジェクトを追加する方法は複数あります:
オブジェクトをフォームに配置したら、フォームエディターを使用してそのオブジェクトのプロパティを編集できます。 フォームでは2つのタイプのオブジェクトを扱います:
オブジェクトの操作(線幅やフォントを変更する)を行う前に、修正しようとするオブジェクトを選択する必要があります。 ツールバーを使用してオブジェクトを選択するには:
プロパティリストを使用してオブジェクトを選択するには:
オブジェクトの選択を解除するには、オブジェクト境界の外側をクリックするか、またはオブジェクト上でShift+クリックします。 注: デザインモードを検索した結果ウィンドウでオブジェクトをダブルクリックして選択することもできます (名称変更参照)。 フォームウィザードで作成されたオブジェクトが選択できない場合、ボタンをクリックするかページメニューから0を選択して背景ページに移動し、もう一度試してください。Alt (Windows) または Option (Mac OS) を押しながらクリックすることで直接0ページのオブジェクトにアクセスすることもできます。 複数のフォームオブジェクトに関して同じ操作を適用したい場合があります。例えば、オブジェクトの移動や整列、外観の変更を行う場合などです。4Dでは一度に複数のオブジェクトを選択することができます。複数のオブジェクトを選択する方法はいくつかあります:
次の図はマーキーが描画され、2つのオブジェクトが選択されている様子を示しています: 一連の選択オブジェクトのなかから任意のオブジェクトの選択を取り消すには、Shiftキーを押しながらそのオブジェクトをクリックします。この場合、他のオブジェクトは選択されたままになります。選択されているオブジェクトをすべて選択解除するには、 アクティブオブジェクトを含む任意のオブジェクトをフォーム上で複製できます。アクティブオブジェクトのコピーはオブジェクト名を除き、変数名、型、標準アクション、表示フォーマット、オブジェクトメソッドなどすべてのプロパティが保持されます。 変数を複製する際は、複製するコピーの名前に自動で番号を振る特別な機能を使用することもできます。この点についてはグリッド上にオブジェクト作成を参照してください。 オブジェクトを複製するには:
"行列を指定して複製"ダイアログボックスは、オブジェクトメニューから行列を指定して複製...コマンドを選択すると表示されます。
テンプレートで作成されたフィールドやオブジェクトを含め、フォーム上のグラフィックやアクティブオブジェクトはすべて移動可能です。オブジェクトを移動する場合は、次のような方法があります:
選択したオブジェクトのドラッグを開始すると、ハンドルが消えます。4Dはルーラーにオブジェクトの座標を示すマーカーを表示するので、適切な位置にオブジェクトを配置することができます。ハンドルをドラッグしないようにしてください。ハンドルをドラッグするとオブジェクトのサイズが変更されます。Shiftキーを押しながらドラッグすると制約付きの移動になります。 マグネティックグリッドが有効な場合、グリッドに吸着するようにオブジェクトが移動されます。詳細はマグネティックグリッドを使用するを参照してください。 オブジェクトを1ピクセルずつ移動するには:
オブジェクトを1ステップずつ移動するには:
4Dではオブジェクトをグループ化して、そのグループをひとつのオブジェクトとして選択、移動、修正することができます。オブジェクトをグループ化した場合でも、互いに対する位置関係は変わりません。一般的には、フィールドとそのラベル、透明ボタンとそのアイコン等をグループ化するでしょう。あるグループが別のグループの一部となることもできます。 グループの大きさを変更すると、そのグループ内の全オブジェクトのサイズが同じ比率で変更されます(テキストエリアは除きます。テキストエリアのサイズは、そのフォントサイズに合わせて変更されます)。 ラジオボタンをグループ化すると、そのグループ中のラジオボタンはクリック時に排他的に選択されるようになります (ラジオボタンとピクチャーラジオボタン参照)。またグループ化はグループ化されたスクロールエリアを同期するためにも使用されます。 グループ化を解除すると、再び個々にオブジェクトを扱えるようになります。またグループ化したままでもオブジェクト上をCtrl+クリック (Windows) または Command+クリック(Mac OS) して、オブジェクトのプロパティにアクセスすることができます (先にグループを選択しておく必要があります)。 グループ化はフォームエディター上でのみ意味を持ちます。フォームの実行中はグループ化されたすべてのオブジェクトが、グループ化されていないのと同じに動作します (ラジオボタンとスクロールエリアを除きます)。 注: 異なるビューに属するオブジェクトをグループ化することはできず、カレントビューに属するオブジェクトのみをグループ化することができます (オブジェクトビューを使用する参照)。 オブジェクトをグループ化するには:
オブジェクトのグループ化を解除するには:
フォームエディタの整列ツールとグリッドツールを使用すると、フォーム上のオブジェクトを互いに整列させたり、または透明グリッドを用いて揃えることができます。
ツールバーの整列ツール (フォームエディター参照) またはオブジェクトメニューの整列サブメニューを使用すると、選択したオブジェクトを瞬時に揃えることができます。 4D がオブジェクトを揃える場合、選択オブジェクトのうち1 つを定位置に置いたまま、残りのオブジェクトをそのオブジェクトに整列させます。この1 つのオブジェクトが“アンカー(基準オブジェクト)”となります。整列を行う方向で最も離れた位置にあるオブジェクトがアンカーとして使用され、他のオブジェクトはこのオブジェクトに合わせられます。例えば、一連のオブジェクトに対して右揃えを実行したい場合、一番右側に位置するオブジェクトがアンカーとして使用されます。 整列アシスタントを使用すると、オブジェクトに関するあらゆるタイプの整列や均等配置を実行することができます。 このダイアログボックスを表示するには揃えたいオブジェクトを選択し、オブジェクトメニューまたはエディタのコンテキストメニューの整列サブメニューから整列...コマンドを選択します。
プレビューボタンをクリックすると、整列の結果をプレビューすることができます。するとフォームエディタ上のオブジェクトは整列しますが、ダイアログボックスが表示されたままなので、この整列のキャンセルや適用を行うことができます。 注: 整列アシスタントを使用すると、1 回の操作でオブジェクトの整列や均等配置を行えます。オブジェクトを均等配置する方法についての詳細はオブジェクトを均等配置するを参照してください。 フォームエディタには仮想的なマグネティックグリッド機能があります。この機能は、フォーム上でオブジェクトの配置や整列を行う際に役立ちます。オブジェクトのマグネティック整列は、お互いに対するオブジェクトの位置に基づいて行われます。マグネティックグリッドは、少なくとも2 つのオブジェクトがフォーム上に存在する場合のみ使用可能です。 この機能は次のように作用します。フォーム上のあるオブジェクトを移動する際、4D は他のフォームオブジェクトとの相対的な位置関係に基づき、このオブジェクトの位置候補を示します。次のような場合には候補が示されます:
この状況になると、4Dはその位置にオブジェクトを配置し、そこが候補位置であることを示す赤いラインを表示します: オブジェクトを均等配置する場合、4Dはインターフェース標準に基づいてオブジェクト間の距離を提示します。マグネティック整列と同様に、均等配置が決定した時点で、その間隔が分かりやすいように赤いラインで表わします。 この処理はあらゆるタイプのフォームオブジェクトに対して適用されます。フォームメニューまたはエディタのコンテキストメニューのマグネティックグリッドコマンドを使用して、マグネティック機能をいつでも有効または無効に設定することができます。また、アプリケーション環境設定のフォームページにおいて、この機能をデフォルトで有効に設定しておくことも可能です。Ctrl キー(Windows)またはControl キー(Mac OS)を押してオブジェクトを選択すると、手動でマグネティックグリッドが有効/無効に設定されます。 注: 手動でオブジェクトサイズを変更する場合も、このマグネティックグリッドの影響を受けます。 各オブジェクトが同じ間隔で配置されるように、オブジェクトを均等配置することができます。これを行うには、ツールパレットまたは整列アシスタントの均等配置ツールを用いてオブジェクトを均等に配置します。整列アシスタントを使用した場合は、1 回の操作でオブジェクトの整列と均等配置を実行できます。 注: マグネティックグリッドが有効である場合、オブジェクトを手動で動かすと、均等配置のためガイドが表示されます。詳細は前段落を参照してください。 同じ間隔を空けてオブジェクトを配置するには:
整列&均等配置ダイアログボックスを用いてオブジェクトを均等に配置するには:
注: このダイアログボックスでは、整列と均等配置を合わせて実行することができます。整列に関する詳細はオブジェクトを整列するを参照してください。 フォーム上で他のオブジェクトを隠しているオブジェクトに関し、その位置を変える必要が生じることもあります。例えば、フォーム上のフィールドの背景にグラフィックを配置したい場合です。4D には背面へ、前面へ、レベルを1 つ上げる、レベルを1 つ下げるという4つのメニュー項目があり、これらのコマンドを使用してフォーム上のオブジェクトを“重ねる(レイヤー)”ことができます。この重なりはデフォルトの入力順も規定します (データの入力順を変更する参照)。次の図は、他のオブジェクトの前面に置かれたオブジェクトと、他のオブジェクトの背面に置かれたオブジェクトを示しています: オブジェクトレベルを変更するには、以下のいずれかの作業を行います:
注: 複数のオブジェクトが重なっている時、Ctrl+クリック / Command+クリックショートカットを使用して、クリックするたびに下のレイヤーにあるオブジェクトを選択できます。 異なるレベルを並び替える際、4Dは常に後ろから前に進みます。結果として、以前のレベルは選択されたオブジェクトを1レベル後ろに向けて移動します。次のレベルは選択されたオブジェクトを1レベル前に向けて移動します。 テンプレートとして使用コマンドは、オブジェクトが選択されたときにコンテキストメニューから利用可能となり、クリックされたオブジェクトをテンプレートとして保存します。このテンプレートとそのプロパティは、同種のオブジェクトを作成する際に使用されます。 以下の例で、このコマンドはテキストオブジェクトに適用されます。以降作成されるすべてのテキストオブジェクトはデフォルトで、指定したオブジェクトのプロパティを使用します:
オブジェクトタイプごとにカスタマイズされたテンプレートを使用できます。データベース全体で、オブジェクトごとに1つのテンプレートを持つことができます。 テンプレートには、コマンドが選択された時のすべてのオブジェクトプロパティが保存されています (固定座標とオブジェクトメソッドを除く)。 オブジェクトテンプレートを更新したり置き換えたりする場合は、同じオブジェクトタイプで新しいテンプレートを作成します。 |
プロパティ
プロダクト: 4D ARTICLE USAGE
デザインリファレンス ( 4D v14 R2) |