4D v17

スタイル付テキストテーマのコマンドの使用

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スタイル付テキストテーマのコマンドの使用

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以下のコマンドは4D Write Pro オブジェクトをサポートします。これらは4D Write Pro フォームオブジェクト名(文字列)あるいは4D Write Pro ドキュメント参照(Object 型の変数)の両方に対して使用できます:

コマンド補足
ST COMPUTE EXPRESSIONS
ST FREEZE EXPRESSIONS
ST GET ATTRIBUTES / ST SET ATTRIBUTES
ST Get content type画像コンテンツの型に新しいタイプ(6)が追加されました
ST Get expression / ST INSERT EXPRESSION4D v16 より、4D Write Pro ドキュメントの式にはデフォルトで制限がかけられており、明示的に許可する必要があります。詳細については、4D Write Pro ドキュメントに含める式の制限 を参照ください。v16 R5 以降、画像式を挿入することが可能になりました。
ST GET OPTIONS / ST SET OPTIONS
ST Get plain text / ST SET PLAIN TEXT4D v17以降、WP Get text and WP SET TEXT コマンドを使用することで4D Write Pro ドキュメントの標準テキストを取得/設定することができるようになりました。
ST Get text / ST SET TEXT
ST GET URL / ST INSERT URL4D v16 R4 以降、画像やセルを含むすべての4D Write Proレンジで、WP SET ATTRIBUTES および WP GET ATTRIBUTES コマンドとwk link url属性を使って、URLを取り扱うことができます。

例題  

4D Write Pro エリアの選択範囲を変数の中身で置き換えたい場合を考えます:

 C_TEXT(fullName)
 
 Case of
    :(Form event=On Clicked)
       ST INSERT EXPRESSION(myArea;"fullName";ST Start highlight;ST End highlight)
 End case

ST INSERT EXPRESSION コマンドを使って、ドキュメントやページの属性に関連づいた式を挿入することができます。

式のシンタックス有効範囲説明
$wp_titleドキュメント全域テキストwk title 属性が定義するタイトル
$wp_authorドキュメント全域テキストwk author 属性が定義する著者名
$wp_subjectドキュメント全域テキストwk subject 属性が定義する題名
$wp_companyドキュメント全域テキストwk company 属性が定義する会社
$wp_notesドキュメント全域テキストwk notes 属性が定義するコメント
$wp_dateCreationドキュメント全域日付wk date creation 属性が定義する作成日
$wp_dateModifiedドキュメント全域日付wk date modified 属性が定義する最終更新日
$wp_pageNumberヘッダー & フッター (それ以外はエラー)倍長整数ドキュメントの先頭 (デフォルト) あるいはセクションの先頭からのページ数
$wp_pageCountヘッダー & フッター (それ以外はエラー)倍調整数ページ総数

式を挿入するには、まずカーソルが任意のエリア (ヘッダー、フッター、ドキュメント本文) にあることを確認し、ST INSERT EXPRESSION コマンドをコールします。例えば、選択したフッターエリアにページ番号を挿入する場合:

 ST INSERT EXPRESSION(*;"4DWPArea";"$wp_pageNumber")

例えば、下のようなドキュメントデザインを定義することができます:

ST INSERT EXPRESSION コマンドを使用することで、4D Write Pro エリアにピクチャーを返す4D 式を挿入することができます。式には変数、フィールドあるいは4D メソッドが使用可能です(*)。

(*)4D メソッドを式として呼び出すためには、そのメソッドが事前に明示的に許可されている必要があるということに注意してください(4D Write Pro ドキュメントに含める式の制限を参照して下さい)。

例題:

  //ピクチャー変数を挿入
 ST INSERT EXPRESSION(*;"WParea";"vPicture";ST Start highlight;ST End highlight)
 
  //フィールドを挿入
 ST INSERT EXPRESSION(*;"WParea";"[DOC]SamplePict";ST Start highlight;ST End highlight)
 
  //4D メソッドを挿入
 ST INSERT EXPRESSION(*;"WParea";"M_ComputeChart";ST Start highlight;ST End highlight)

ピクチャーのtipに、式参照を見ることができます:

ピクチャー式にはすべての画像属性を適用することができます(wk image ただし属性は読み込みのみです)。しかしながらピクチャーには特有の属性があることから、4D Write Proは式の結果が画像であると検知し、ピクチャー式として適切に管理するために少なくとも一度は式を評価する必要があります。これはピクチャー式がST INSERT EXPRESSION コマンドで挿入されている場合、ピクチャー属性を設定する前にST COMPUTE EXPRESSIONS コマンドを呼び出す必要があるということです。

式の結果の画像が計算あるいは読み込みが不可能な場合、4D Write Pro は、未定義あるいは見つからないURLのためのデフォルトの黒いフレームを表示します:



参照 

オブジェクト(フォーム)テーマのコマンドの使用

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 4D Write Proランゲージ

 
ページの目次 
 
履歴 

変更: 4D v16
変更: 4D v16 R5

 
ARTICLE USAGE

4D Write Proリファレンス ( 4D v17)