4D v17

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WP SELECT ( {* ;} wpArea {; targetObj} | {; startRange ; endRange} ) 
引数   説明
演算子 in 指定時、wpAreaはフォームオブジェクト名(文字列)。省略時、wpAreaはオブジェクトフィールドまたは変数。
wpArea  文字, Object in フォームオブジェクト名(*指定時)または4D Write Proオブジェクト変数またはフィールド(*省略時)
targetObj  Object in レンジ、または要素の参照
startRange  倍長整数 in テキストレンジの開始のオフセット
endRange  倍長整数 in テキストレンジの終わりのオフセット

説明   

WP SELECTコマンドはwpArea引数で指定した4D Write Proエリアから、targetObj に基づいた、あるいはstartRangeendRange で定義された新しいレンジに基づいた新しいセレクションを作成します。

任意の * 引数を渡した場合、wpArea引数がフォームオブジェクト名(文字列)であることを指示します。この引数を省略した場合、wpArea引数が4D Write Proオブジェクト変数あるいはフィールドであることを指示します。wpArea引数に有効な4D Write Proエリアが渡されなかった場合、このコマンドは何もしません。

: このコマンドを使用するには、wpArea がフォーム上に表示されている必要があります。

セレクションを定義するためには、既存のオブジェクトをtargetObj 引数に渡すか、範囲を指定するstartRange / endRangeのペアを渡します:

  • 第一シンタックス: WP SELECT({* ;} wpArea ; targetObj)
    targetObj は、以下のいずれかです:
    • レンジ
    • 要素(テーブル / 行 / 段落 / アンカーされたピクチャーあるいはインラインピクチャー / 本文 / ヘッダー / フッター )の参照
  • 第二シンタックス: WP SELECT({* ;} wpArea ; startRange ; endRange)
    startRangeendRange 引数にはエリアで選択したい最初の文字と最後の文字の位置に対応する値を渡します。startRange 引数にwk start text 定数を渡す事でエリアの最初を定義する事ができ、またendRange 引数にwk end text 定数を渡す事でエリアの最後を定義する事ができます。4D Write Proドキュメントは表示されているテキストだけではなく範囲内に含まれるフォーマットタグもあるという点に注意して下さい。

例題  

以下のコードは:

 $range:=WP Create range([SAMPLE]WP;wk start text;12)
 WP SELECT(*;"WParea";$range)

... このコードと同じ意味になります:

 WP SELECT(*;"WParea";wk start text;12)



参照 

WP Create range

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 4D Write Proランゲージ
番号: 1348

 
履歴 

初出: 4D v15 R4
変更: 4D v16 R5
変更: 4D v16 R6

 
ARTICLE USAGE

4D Write Proリファレンス ( 4D v17)