4D v16 以降、64-bit版の4Dには新しいクイックレポート(64-bit版) エディターが含まれています。このエディターの"ribbon"インターフェースはカスタマイズ不可となっています。そのためこのコンテキストでは、QR ON COMMAND は大部分の定数を使用することができません(QR EXECUTE COMMANDも参照して下さい)。
QR ON COMMAND コマンドは、ユーザによるメニューコマンドの選択やボタンのクリックなどで、クイックレポートコマンドが起動されると、 methodName に渡された4Dメソッドを実行します。areaが0の場合、データベースが閉じられるか、QR ON COMMAND (0;"")という構文で QR ON COMMAND コマンドが呼び出されるまで、methodNameが各クイックレポートエリアに適用されます。
methodNameは次の2つの引数を受け取ります:
- $1はエリアの参照(倍長整数)です。
- $2は選択されたコマンドのコマンド番号(倍長整数)です。この値は QR Commands テーマ内にある定数と比較可能です。
注: データベースをコンパイルする予定がある場合、$1と$2を使用しない場合でも、それぞれを倍長整数として定義する必要があります。
最初のコマンドを実行させたい場合には、呼び出されるメソッドに次の命令を記述する必要があります: QR EXECUTE COMMAND($1;$2)
無効なarea番号を渡した場合、エラー番号-9850が生成されます。