4D v16.3

PRINT LABEL

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PRINT LABEL

PRINT LABEL 


 

PRINT LABEL ( {aTable }{;}{ document {; * | >}} ) 
引数   説明
aTable  テーブル in 印刷するテーブル, または 省略した場合、デフォルトテーブル
document  文字 in ディスクに保存したラベルドキュメント名
* | >  in *: 印刷ダイアログを省略, または >: 印刷設定の再初期化をしない

説明   

PRINT LABEL は、aTableのセレクションのデータを使用してラベルを印刷します。

document パラメーターを指定しない場合、PRINT LABEL はカレント出力フォームを使用して、aTableのカレントセレクションをラベル印刷します。サブフォームの印刷にこのコマンドを使用することはできません。ラベルのフォーム作成に関する詳細は 4D Design Reference マニュアルを参照してください。

document を指定すると、PRINT LABEL コマンドは、ラベルウィザード(下図)を表示するか、またはディスクに保存された既存のラベルドキュメントを印刷します。以下の説明を参照してください。

64-bit 版:

32-bit 版:

互換性に関する注意: 32-bit 版のラベルエディターは ASCII 文字のみサポートします。それ以上に拡張された文字セットを使用したい場合には、カレント出力フォームを使用してラベルを印刷する必要があります。

デフォルトで、PRINT LABEL は印刷の前にプリンターダイアログボックス (32-bit 版) あるいはプリントジョブダイアログボックス (64-bit 版) を表示します。 ユーザーが印刷ダイアログボックスのいずれかを取消すと、コマンドはキャンセルされラベルは印刷されません。
オプションの * または > 引数を使用することで、印刷ダイアログボックスを抑制することが出来ます:

  • * 引数は、現在の印刷設定 に従い、印刷処理を行います。
  • > 引数は上記に加え、現在の印刷設定を再初期化することなく印刷を行います。この設定は、以前に設定した内容を継続し、(例えばループ中で) 連続したPRINT LABEL コマンドを使用する時に役立ちます。この引数の使用例は PRINT RECORD コマンドの例を参照してください。

これらの引数はラベルウィザード使用時には効果を持たないことに注意してください。

ラベルウィザードを使用しない場合、ラベルがすべてプリントされるとシステム変数OKに1が代入されます。それ以外の場合には0が代入されます (印刷ダイアログボックスでキャンセルがクリックされた場合等)。

document 引数を指定すると、ラベルはdocumentに定義されたラベル設定情報に従って印刷されます。document に空の文字列 ("") を指定すると、PRINT LABEL はファイルを開くダイアログボックスが表示し、ユーザーはラベル設定として使用するファイルを指定することができます。documentに存在しないドキュメント名を指定すると (例えばchar(1)documentに渡す) 、ラベルウィザードが表示され、ユーザーはラベル設定を定義することができます。

Note: デザインモードで、tableが非表示に設定されている場合、ラベルウィザードは表示されません。

4D Server: このコマンドは、ストアドプロシージャーのフレームワークにおいて4D Server上で実行することができます。この状況では、次の制約があります:

  • サーバーマシン上ではダイアログボックスを一切表示しないでください (特定の必要性がある場合を除く)。そのためにはこのコマンドを * または > 引数付きで呼び出さなければなりません。
  • ラベルエディターが表示されるシンタックスは4D Serverでは動作しません。この場合システム変数OKは0に設定されます。
  • プリンター関連の問題が発生しても (用紙切れ、プリンター接続切断等) 、エラーメッセージは生成されません。

以下の例は、テーブルの出力フォームを使用してラベルを印刷します。この例では2つのメソッドを使用します。最初のプロジェクトメソッドは正しい出力フォームを設定し、ラベルを印刷します:

 ALL RECORDS([Addresses]` 全レコードを選択
 FORM SET OUTPUT([Addresses];"Label Out") ` 出力フォームを選択
 PRINT LABEL([Addresses]` ラベルを印刷
 FORM SET OUTPUT([Addresses];"Output") ` デフォルトの出力フォームに戻す

2つ目のメソッドはフォーム“Label Out”のフォームメソッドです。このフォームは、各フィールドの内容を連結した結果を格納するための1つの変数vLabelを含みます。フィールドAddr2が空の場合、メソッドにより取り除かれます。ラベルウィザードを使用しても、この処理が自動的に実行される点に注意してください。フォームメソッドは、各レコードに対して1つずつラベルを作成します:

  ` [Addresses]; "Label Out" フォームメソッド
 Case of
    :(Form event=On Load)
       vLabel:=[Addresses]Name1+" "+[Addresses]Name2+Char(13)+[Addresses]Addr1+Char(13)
       If([Addresses]Addr2 #"")
          vLabel:=vLabel+[Addresses]Addr2+Char(13)
       End if
       vLabel:=vLabel+[Addresses]City+", "+[Addresses]State+" "+[Addresses]ZipCode
 End case

以下の例では、ユーザが[People]テーブルを検索し、自動で“My Labels”ラベルを印刷します:

 QUERY([People])
 If(OK=1)
    PRINT LABEL([People];"My Labels";*)
 End if

以下の例では、ユーザが[People]テーブルを検索し、印刷するラベルを選択します:

 QUERY([People])
 If(OK=1)
    PRINT LABEL([People];"")
 End if

以下の例では、ユーザが[People]テーブルを検索し、ラベルウィザードを表示して任意のラベルの設計、保存、ロード、印刷を行います:

 QUERY([People])
 If(OK=1)
    PRINT LABEL([People];Char(1))
 End if



参照 

PRINT SELECTION
QR REPORT

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 印刷
番号: 39

このコマンドはOKシステム変数を更新しますリモートモードでは動作が異なります。

 
履歴 

変更: 4D 2004

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v16)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.2)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.3)