デフォルトで、4D Webサーバはダイナミックおよびスタティックページの拡張文字を、HTML標準に基づき送信前に変換します。このようなページはブラウザで評価されます。
拡張文字を変換せずそのまま送信するようWebサーバを設定できます。このオプションにより、特にShift_JIS文字コード利用時の日本語のシステムで速度が向上します。
この設定を行うには、拡張文字をそのまま送信オプションをチェックします。
スタンダードセットドロップダウンリストを使用して、4D Webサーバが使用する文字セットを定義できます。デフォルトで文字セットはUTF-8です。4DのWebサーバはKeep-Alive接続を使用できます。Keep-Aliveオプションを使用して、一つの開かれたTCP接続でWebブラウザとサーバ間の一連のデータ交換を保守し、システムリソースを節約して、通信を最適化できます。
Keep-Alive接続を使用するオプションは、WebサーバのKeep-Alive接続を有効および無効にします。このオプショ ンはデフォルトで有効になっています。ほとんどの場合、通信が高速化されるため、この状態をお勧めします。WebブラウザがKeep-Alive接続をサ ポートしない場合、4D Webサーバは自動でHTTP/1.0にスイッチします。
4D WebサーバのKeep-Alive機能はすべてのTCP/IP接続 (HTTP, HTTPS) に関連します。しかしながらすべての4D Webプロセスで常にKeep-Alive接続が使用されるわけではないことに留意してください。あるケースでは、内部的な他の最適化機能が呼び出される ことがあります。Keep-Alive接続は特にスタティックページで有効です。
Keep-Alive接続を設定する2つのオプションがあります:
- 接続毎のリクエスト数: ひとつのKeep-Alive接続におけるリクエストとレスポンスの最大数を設定します。接続あたりのリクエスト数を制限することで、サーバのリクエスト過多を避けることができます (攻撃者が使用するテクニック)。
4D Webサーバをホストするマシンのリソースに応じて、デフォルト値 (100) を増減できます。 - タイムアウト: この値を使用して、Webブラウザからのリクエストが行われない状態で、Webサーバが開かれた接続を保守する最大の待ち秒数を設定します。この秒数が経過すると、サーバは接続を閉じます。
接続が閉じられた後にWebブラウザがリクエストを送信すると、新しいTCP接続が作成されます。この動作はユーザからは見えません。