4D v14.3ST SET TEXT |
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4D v14.3
ST SET TEXT
ST SET TEXT
ST SET TEXT コマンドはobject引数で指定されたスタイル付きのフィールドや変数に、 newText引数で渡されたテキストを挿入します。 このコマンドはobject引数のプレーンテキストにのみ適用され、含まれるスタイルタグは更新しません。このコマンドはスクリーンに表示されているスタ イル付きテキストをプログラムで変更するために使用できます。 オプションの * 引数を渡した場合、object引数にはオブジェクト名 (文字列) を渡します。コマンド実行時にオブジェクトにフォーカスがある場合、コマンドは編集中のオブジェクトにのみ適用され、(フィールドや変数などの) データソースには適用されません。変更がソース (およびこの同じソースを使用する他のオブジェクト) に転送されるのは、フォーカスが外れるかEnterキーが押されて、オブジェクトへの編集が有効化された場合のみです。オブジェクトにフォーカスがない場合、コマンドは直接データソースに適用され、変更は即座に同じソースを使用する他のオブジェクトに転送されます。 newTextには挿入するテキストを渡します。ST SET TEXTコ マンドは<SPAN>型のタグを含むリッチ (マルチスタイル) テキスト挿入するために使用します。他のすべてのケース、特に<や>、&を含むプレーンテキストの場合、 ST SET PLAIN TEXT コマンドを使用しなければなりません。ST SET TEXTコマンドに < や >、& を含むプレーンテキストを渡すと、コマンドは何も行いません。これは"a>b"のようなテキストをエンコードしないでリッチテキストに挿入すると、 内部的な<SPAN>タグの解析が妨げられるからです。この場合">"文字は">"にエンコードされなければな りません。これはST SET PLAIN TEXTにより自動で行われます (このコマンドの例題参照)。 オプションのstartSelとendSel引数を使用して、object中のテキストを選択できます。startSelとendSelの値はプレーンテキストの選択に使用され、テキスト中のスタイルタグは無視されます。このコマンドの動作はオプションのstartSelとendSel引数に基づき変わります:
4D では、選択範囲を自動的に指定するために startSel 引数と endSel 引数に渡す定数を提供しています。これらの定数は "Multistyle Text" テーマ内にあります。
(*) この定数を使用する際には、 object 引数にオブジェクト名を渡す必要があります。フィールドへの参照または変数を渡した場合、コマンドはオブジェクト内の全てのテキストに適用されます。 注: もし startSel 引数が endSel 引数より大きい場合、コマンドは何も行わず、OK変数は0に設定されます。(ただし endSel が0である場合を除く) このコマンド実行後、エラーがなければOKシステム変数に1が設定されます。そうでなければ0が設定されます。これは特にスタイルタグが正しく評価できなかった場合に発生します (正しくない、あるいは失われたタグ)。 エラーの場合、変数は変更されません。テキストが評価される際に変数にエラーが発生すると、4Dはテキストをプレーンテキストに変換します。結果、"<"、">"、"&"文字はHTML実体参照に変換されます。 リッチテキストエリア中でユーザーが選択したテキストを変数の内容で置き換えます。 選択されたテキストは以下の通りです: フィールドには以下のテキストが格納されています: 以下のコードを実行すると: vtempo:="Demonstration" フィールドの表示およびその内容は以下のようになります:
ST SET PLAIN TEXTコマンドの例題を参照してください |
プロパティ
プロダクト: 4D
履歴
参照
ST Get plain text ARTICLE USAGE
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R2) Inherited from : OBJECT SET STYLED TEXT ( 4D v13.5) |
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