4D v14.3XML DOMコマンドの概要 |
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4D v14.3
XML DOMコマンドの概要
XML DOMコマンドの概要
4DにはXML (eXtensible Markup Language) データを含むオブジェクトを解析するための一連のコマンドがあります。 XMLランゲージはデータ交換の標準です。タグの使用に基づき、また交換されるデータや構造の明確な定義を可能にします。XMLファイルはテキストフォーマットファイルです。内容はアプリケーションにより読み込まれ、解析されます。多くのアプリケーションがいまやこのフォーマットをサポートしています。 XMLサポートのために、4DはApache Foundationにより開発されたXerces.dllライブラリを使用しています。4DはXML version 1.0をサポートしています。 Note: 4Dは書き出し/読み込みエディタを使用したXMLフォーマットでのデータ読み込みと書き出しをサポートしています。 このテーマのコマンドはDOM接頭辞が付いています。4DはDOMとSAX接頭辞がつく2つのセットのXMLコマ ンドを提供しています。DOM (Document Object Model) と SAX (Simple API XML) はXML用の2つの異なる解析モデルです。
http://www.saxproject.org/?selected=event と http://www.w3schools.com/xml/ 4DのDOMコマンドで作成、更新、または解析されるオブジェクトはテキスト、URL、ドキュメント、あるいはBLOBなどです。4DのXMLオブジェクトを開くために使用されるDOMコマンドはDOM Parse XML source と DOM Parse XML variableです。 3つのXML DOMコマンド (DOM Create XML element, DOM Find XML element そして DOM SET XML ELEMENT VALUE) はXML要素にアクセスするためにXPath記法を受け入れます。 <RootElement> <Elem1> <Elem2> <Elem3 Font=Verdana Size=10> </Elem3> </Elem2> </Elem1> </RootElement> XPath記法ではElem3に /RootElement/Elem1/Elem2/Elem3 シンタックスでアクセスできます。 4DではElement[ElementNum]シンタックスを使用した添字によるXPath要素へのアクセスも使用できます。例えば以下の構造があるとき: <RootElement> <Elem1> <Elem2>aaa</Elem2> <Elem2>bbb</Elem2> <Elem2>ccc</Elem2> </Elem1> </RootElement> XPath記法では /RootElement/Elem1/Elem2[3] シンタックスを使用して"ccc"値にアクセスできます。 XPath記法に関しては、DOM Create XML element と DOM Find XML element コマンドの例題を参照してください。 以下の文字セットが4DのXML DOMとXML SAXコマンドでサポートされています:
XMLランゲージでは多くの特別な用語や略語が使用されます。ここでは4Dのコマンドで使用される主なXMLのコンセプトを説明します。 属性 (Attribute): 要素に付随するXMLのサブタグ。属性は常に名前と値を含みます (後述の図参照)。 子 (Child): XML構造において、ある要素の直接下のレベルにある要素。 DTD: Document Type Declaration。DTDはXMLが従わなくてはならない特定のルールとプロパティのセットを記述したものです。これらのルールは特にそれぞれのタ グの名前と内容、およびそのコンテキストを定義します。この要素の形式化を使用して、XMLドキュメントが妥当であるかを検証できます。 要素 (Element): XMLタグ。要素は常に名前と値を含みます。オプションで要素は属性を含みます (図参照)。 要素参照 (ElementRef): 4DのXMLコマンドで使用されるXML参照はXML構造を指定します。この参照は16進化されたコードです。お使いのシステムが32 bitか64 bitかによって、16文字また32文字長となります。XML参照を格納する変数はC_TEXTディレクティブを使用して宣言します。 親 (Parent): XML構造において、ある要素の直接上のレベルにある要素。 解析、パーサ (Parsing, parser): 利用可能な情報を取り出すために構造化されたオブジェクトを解析すること。"XML"テーマのコマンドを使用してXMLオブジェクトの解析を行います。 ルート (Root): XML構造の先頭レベルに位置する要素。 兄弟 (Sibling): XML構造中、ある要素と同じレベルにある要素。 XML構造 (XML Structure): 構造化されたXMLオブジェクト。ドキュメント、変数、あるいは要素がこのオブジェクトになりえます。 妥当 (Valid): パーサにより整形式かつDTD定義に準拠していると検証されたXML。整形式を参照。 整形式 (Well-formed): パーサにより一般的なXML仕様に準拠していると検証されたXML。妥当を参照。 XML: eXtensible Markup Language。データやその構造の転送を可能にする電子的なデータ交換の標準。XMLランゲージは、HTMLのようにタグや特定のシンタックスの使用 に基づきます。しかしXMLランゲージではカスタマイズされたタグの定義が可能です。 XSL: eXtensible Stylesheet Language。XMLドキュメントへの処理および内容の表示に使用するスタイルシートの定義を行うランゲージ。 コマンドが正しく実行されるとOKシステム変数に1が設定されます。要素参照が無効などエラーが発生した場合はOK変数に0が設定され、エラーが生成されます。この場合コマンドは空の文字列を返します。 |
プロパティ
プロダクト: 4D 参照 ARTICLE USAGE
ランゲージリファレンス ( 4D v12.4) Inherited from : XML DOMコマンドの概要 ( 4D v11 SQL Release 6) |