4D Internet Commands v14

SMTP_QuickSend

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SMTP_QuickSend

SMTP_QuickSend 


 

SMTP_QuickSend ( hostName ; msgFrom ; msgTo ; subject ; message {; sessionParam}{; port}{; userName ; password} ) -> 戻り値 
引数   説明
hostName  文字 in ホスト名またはIPアドレス
msgFrom  テキスト in 送信元MailAddress または AddressList
msgTo  テキスト in 送信先MailAddress または AddressList
subject  テキスト in 件名(デフォルトではUTF-8)
message  テキスト in メッセージ本文(デフォルトではUTF-8)
sessionParam  倍長整数 in 0または省略 = SSLを使用しない、1 = SSLを使用、2 = SSLを決して使用しない(スイッチオーバーを許可しない)、4 = SSLを使用せずにHTMLテキストを送信、5 = SSLを使用してHTMLを送信
port  倍長整数 in 使用するポート番号
userName  テキスト in 認証に使用するユーザー名
password  テキスト in 認証に使用するパスワード
戻り値  整数 in エラーコード

説明   

SMTP_QuickSend  コマンドは、一つのコマンドでメールの構築と送信を可能にします。メッセージに対する詳細なコントロールが必要な場合、またはメッセージが複雑な性質をしているときには、 SMTP_New コマンドをはじめとするSMTP関連のコマンドを使用します。

hostName はSMTPサーバのホスト名またはIPアドレスで、配送するメッセージを中継するサーバです。

msgFrom は、メールの送信人を表す一つ以上の完全なMailAddress または AddressListです。Fromヘッダに書かれたすべてのアドレスは メッセージの受信者から閲覧可能です。

msgTo は、一つ以上の完全なAddressListを含みます。msgTo ヘッダに記載されたAddressListにそれぞれメッセージが送信されます。それぞれの受信者は、他の受信者のアドレスを見ることができます。

subject にはメールの件名を渡します。

注: デフォルトでは、メッセージの件名と本文はUTF-8でエンコードされています。これにより、送信された文字はほぼ全てのe-メールクライアントで正常に解釈されます。特定の文字コードを使用したい場合は、SMTP_SetPrefsSMTP_Charset コマンドを参照して下さい。

messageはメールメッセージのボディテキストを渡します。過去の経緯からメッセージサイズは32 KBに制限されます。

オプションのsessionParam引数を使用すると、メッセージフォーマット(標準テキストまたはHTML)や接続に使用するSSLプロトコルのアクティベーションモードを設定できます:

  • 0を渡すかこの引数を省略すると、メッセージはテキストとしてフォーマットされ、送信は標準の非保護モードで行われます。認証後にサーバーからSSL/TLSへの更新を要求された場合、スイッチは自動で行われます (explicitモードのSSL/TLS)。
  • 1を渡すと、メッセージはテキストとしてフォーマットされ、送信はSSLで行われます (同期モード)、
  • 2を渡すと、メッセージはテキストとしてフォーマットされ、送信は標準の非保護モードで行われます。SSL/TLSへの更新は行われません。
  • 4を渡すと、メッセージはHTMLとしてフォーマットされ、標準モードで送信されます。
  • 5を渡すと、メッセージはHTMLとしてフォーマットされ、送信はSSL/TLSで行われます。
任意の port 引数はサーバーに接続する際に使用するSMTPポート番号を指定します。もっともよく使用される値は以下の通りです:
  • 25 = 標準の非保護SMTPポート(引数が省略された際のデフォルトのポート)
  • 465 = SMTPS (SSL/TLS) ポート
  • 587 = 標準の(保護された) SMTP ポート。MS Exchane サーバーに接続する際にはこのポートを指定して下さい(explicit モード)。

任意のuserNamepassword 引数はメールサーバーにて送信者を認証するために使用されます。これらの引数は一緒に渡す必要があります。この際には、サーバーでサポートされている最も安全な認証モードが(SMTP_Auth コマンドのデフォルトのモードとともに)使用されます。

以下はこのコマンドの使用例です:

 $Host:="www.4d.com"
 $ToAddress:="adupont@4d.fr"
 $FromAddress:="jsmith@4d.com"
 $Subject:="Sales Report"
 $Message:="Can you send me the sales report for January 2000? Thanks."
 $Error:=SMTP_QuickSend($Host;$FromAddress;$ToAddress;$Subject;$Message;1)
 If($Error#0)
    ALERT("Error: SMTP_QuickSend"+Char(13)+IT_ErrorText($Error))
 End If

MS Exchange serverにセキュアモードでメールを送信する例題:

 $ServerName:="exchange.4d.com"
 $MsgTo:="adupont@gmail.com"
 $MsgFrom:="a.user@4d.com"
 $Subject:="Test message"
 $Message:="This is a test for sending a message in secure mode. Please do not reply."
 $Error:=SMTP_QuickSend($ServerName;$MsgFrom;$MsgTo;$Subject;$Message;0;587;"a.user";"@!password@!")

メッセージをHTMLフォーマットで、SSL/TLS モードを使用して送ります:

 $Host:="smtp.gmail.com"
 $ToAddress:="john@4d.com"
 $FromAddress:="harry@gmail.com"
 $Subject:="Message HTML"
 $Message:="Let’s meet at <b>Joe’s Coffee Shop</b>!"
 $Param:=5 //HTML フォーマットで SSL モード
 $Port:=465 //gmail の SSLポート
 $User:="harry@gmail.com"
 $Password:="xyz&@!&@"
 $Error:=SMTP_QuickSend($Host;$FromAddress;$ToAddress;$Subject;$Message;$Param;$Port;$User;$Password)

 
プロパティ 

プロダクト: 4D Internet Commands
テーマ: IC メール送信
番号: 88992

 
履歴 

New
変更: 4D Internet Commands v11
変更: 4D Internet Commands v12.1
変更: 4D v13.2
変更: 4D Internet Commands v14

 
参照 

SMTP_Charset
SMTP_New
SMTP_SetPrefs

 
ARTICLE USAGE

4D Internet Commands ( 4D Internet Commands v14 R2)
4D Internet Commands ( 4D Internet Commands v14)
4D Internet Commands ( 4D Internet Commands v14 R3)
4D Internet Commands ( 4D Internet Commands v14 R4)

Inherited from : SMTP_QuickSend ( 4D v13.2)