4D Internet Commands v14

SMTP_AddHeader

ホーム

 
4D Internet Commands v14
SMTP_AddHeader

SMTP_AddHeader 


 

SMTP_AddHeader ( smtp_ID ; headerName ; headerText {; deleteOption} ) -> 戻り値 
引数   説明
smtp_ID  倍長整数 in メッセージ参照
headerName  文字 in ヘッダ名
headerText  テキスト in ヘッダテキスト
deleteOption  整数 in 0 = 追加, 1 = すべてのヘッダを'headerName'で置き換え, 2 = 'headerName'ヘッダをすべて取り除く
戻り値  整数 in エラーコード

説明   

SMTP_AddHeader コマンドは、smtp_IDで参照されるメッセージに独自のヘッダを追加するために使用します。4D Internet Commandsが提供するさまざまなヘッダ関連のコマンドに加え、二つのカテゴリのヘッダ ('ユーザ定義' と '拡張') があります。SMTP_AddHeader コマンドでは新しいヘッダタグと、それに割り当てるデータ両方の追加が可能です。

拡張ヘッダ: これらのヘッダはNICにより公式に認証されていて、オリジナルのSMTP使用の後に定義されました。これらのヘッダはしばしば、さまざまなアプリケーションの動作に影響する特定の機能があります。拡張ヘッダは"X"から始まっていてはなりません。

ユーザ定義ヘッダ: SMTPプロトコルは、独自のヘッダ定義を許可しています。すべてのユーザ定義ヘッダは"X-"から始まるべきで、このルールが守られる限り、将来の拡張 ヘッダと衝突する心配はありません。ユーザ定義ヘッダは、通信の両端で開発者がコントロールを行えるようデザインをする際にとても便利です。

ユーザ定義ヘッダを使用して、開発者はデータをメッセージに格納し、MSG_FindHeader コマンドを使用して簡単にそのデータを取り出すことができます。たとえば"X-001001"という名前のヘッダを作成し、テーブル1のフィールド1の値 を格納することができます。ユーザ定義ヘッダを使用すれば、情報を追加して、簡単にその情報を取り出すことができます。ボディ部を解析する必要はありませ ん。

smtp_IDSMTP_New コマンドで作成されるメッセージ参照です。

headerName は追加するヘッダのヘッダ名です。

headerText headerNameヘッダに割り当てる情報を含むテキスト値です。

警告: テキストにラインフィード (ascii=10)を含んでいてはいけません。含まれていると、それはヘッダ部の終わりかつボディ部の始まりを意味します。これに続くヘッダはボディ部 に押し出され、サーバやクライアントで正しく解釈されません。ヘッダについての詳細はRFC#822を参照してください。

deleteOption はオプションの引数で、カレントのヘッダを追加するか削除するかを指定します。0を指定すると、headerNameをメッセージに追加します。1を指定すると、すべてのヘッダをheaderNameで置き換えます。この場合headerName が空の文字列なら、すべてのヘッダが取り除かれます。2を指定すると、headerNameヘッダを取り除きます。

注: 4D v14以降のInternet Commandsでは、HTMLメッセージを送信したい場合に SMTP_AddHeader を使用して"content-type"を変更する必要がなくなりました。 SMTP_Body コマンドを使用することによってHTMLフォーマットを直接指定できるようになりました。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D Internet Commands
テーマ: IC メール送信
番号: 88975

 
履歴 

初出: 4D Internet Commands 6.5

 
参照 

MSG_FindHeader
SMTP_New

 
ARTICLE USAGE

4D Internet Commands ( 4D Internet Commands v14 R2)
4D Internet Commands ( 4D Internet Commands v14)
4D Internet Commands ( 4D Internet Commands v14 R3)
4D Internet Commands ( 4D Internet Commands v14 R4)

Parent of : SMTP_AddHeader ( 4D Internet Commands v12.1)