4D v16.3

配列の要素ゼロを使用する

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配列の要素ゼロを使用する

配列の要素ゼロを使用する  


 

 

配列には常に要素ゼロがあります。配列がフォームオブジェクトをサポートする場合、要素ゼロは表示されませんが、ランゲージでの使用に制限はありません。

(ひとつだけ例外があります。配列タイプのリストボックスでは、編集中の元の値を保持するため、内部的に0番目の要素が使用されています。この特別なケースでは、開発者は0番目の要素を使用できません。)

要素ゼロの用途の一例として、配列とフォームオブジェクトで説明しているコンボボックスの例があります。

その他の例を2つ挙げます。

1. 前に選択した要素以外の要素をクリックした場合のみ動作を行わせる場合、選択したそれぞれの要素を追跡する必要があります。これを実行する方法の1つは、 選択する要素の要素番号を保持するプロセス変数を使用することです。もう1つの方法は、次のように配列の要素ゼロを使用する方法です:

  ` atNames スクロールエリアオブジェクトメソッド
 Case of
    :(Form event=On Load)
  ` 配列を初期化
       ARRAY TEXT(atNames;5)
  ` ...
  ` 要素番号0を、文字形式で、現在選択されている要素番号に初期化
  ` ここでは要素が選択されていないとする
       atNames{0}:="0"
 
    :(Form event=On Unload)
  ` もう配列は必要ない
       CLEAR VARIABLE(atNames)
 
    :(Form event=On Clicked)
       If(atNames#0)
          If(atNames#Num(atNames{0}))
             vtInfo:=atNames{atNames}+"がクリックされ、それは選択されていませんでした。"
             atNames{0}:=String(atNames)
          End if
       End if
    :(Form event=On Double Clicked)
       If(atNames#0)
          ALERT(atNames{atNames}+"がダブルクリックされました。")
       End if
 End case


(*) ただし、これには例外が一つあります。リストボックス型の配列では、要素ゼロは直前に編集された要素の値を保存するために内部的に使用されているので、この特定のコンテキストにおいては使用することはできません。



参照 

配列

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 配列

 
履歴 

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v16)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.2)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.3)