4D v16.3

LISTBOX Get information

ホーム

 
4D v16.3
LISTBOX Get information

LISTBOX Get information 


 

LISTBOX Get information ( {* ;} object ; info ) -> 戻り値 
引数   説明
演算子 in 指定時, objectはオブジェクト名 (文字列) 省略時, objectは変数
object  フォームオブジェクト in オブジェクト名 (* 指定時) または 変数 (* 省略時)
info  倍長整数 in 取得する情報
戻り値  倍長整数 in 現在値

説明   

LISTBOX Get informationコマンドは、引数objectおよび * で指定されたリストボックスオブジェクトの、現在の表示状態やヘッダサイズ、スクロールバーに関する各種情報を返します。

オプションの引数 * を渡すことにより、object引数がオブジェクト名(文字列)であることを示します。この引数を渡さない場合、object引数が変数であることを示します。この場合、文字列ではなく変数参照を指定します。オブジェクト名についての詳細はオブジェクトプロパティを参照してください。

引数infoには、取得しようとする情報のタイプを示す値を渡します。この引数には値またはList Boxテーマの次の定数のいずれかを使用することができます:

定数 コメント
lk display footer 倍長整数 8 0 = 非表示
1 = 表示
lk display header 倍長整数 0 0=非表示,
1=表示
lk display hor scrollbar 倍長整数 2 0=非表示,
1=表示
lk display ver scrollbar 倍長整数 4 0=非表示,
1=表示
lk footer height 倍長整数 9 高さ (ピクセル)
lk header height 倍長整数 1 高さ (ピクセル)
lk hor scrollbar height 倍長整数 3 高さ (ピクセル)
lk hor scrollbar position 倍長整数 6 カーソルの位置 (ピクセル)
lk ver scrollbar position 倍長整数 7 カーソルの位置 (ピクセル)
lk ver scrollbar width 倍長整数 5 幅 (ピクセル)
  • 最初の6つの定数を使用すると、リストボックスのサイズ計算に役立ちます。
  • 定数lk hor scrollbar positionlk ver scrollbar positionを使用すると、LISTBOX Get informationコマンドは、例えばウィンドウの隠された部分のサイズなど、元の位置からの相対で、スクロールカーソルの位置をピクセル単位で返します。デフォルトの位置では、0となります。例えば、行の高さの情報と組み合わせることで、リストボックスに表示されたコンテンツを見つけることができます。
  • フッターが表示されている場合、ステートメント LISTBOX Get information(vLB;lk footer height) はLISTBOX Get footers heightコマンドと同じ値を返します。しかしフッターが表示されていなければLISTBOX Get informationは0を返し、LISTBOX Get footers heightは、この場合仮想的な、フッターの高さを返します。

例題  

行の高さが20ピクセルのリストボックスがある時、以下のコードを実行します:

 $scroll:=LISTBOX Get information(*;"Listbox";lk ver scrollbar position)

$scrollの値が200の場合、リストボックスの最初から11番目の行が表示されていることがわかります。(200/20=10、10行がスクロールにより隠されている)



参照 

LISTBOX SET GRID
OBJECT SET SCROLLBAR

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: リストボックス
番号: 917

 
履歴 

変更: 4D 2004.1
名称変更: 4D v12
変更: 4D v13

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v16)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.2)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.3)