4D v14 R3から導入
4D Server 管理ウィンドウのリアルタイムモニター(RTM)ページは、トラブルシューティングと最適化のために、より詳細な情報を提供できるよう以下の点が改良されました:
- 新機能(スナップショット、アドバンスドモード)が利用できるようになりました。
- それぞれのオペレーションに対してさらに情報が表示されるようになりました。

注: GET ACTIVITY SNAPSHOT コマンドも、さらなる情報を返すように拡張されました。
RTMページではさらに情報を表示できるようになり、必要であれば表示されたそれぞれのオペレーションに対しても表示できます。特定のオペレーションに対してアドバンスドモードにアクセスするためには、Shift を押しながら見たいオペレーションを選択して下さい。表示可能な情報が全てフィルタリングなしで詳細パネルに表示されます(GET ACTIVITY SNAPSHOT コマンドで返されるのと同様です)。表示可能な情報は選択したオペレーションによって異なります。
以下は、標準モードで表示される情報の例です:

アドバンスドモード(オペレーションをShift+クリック)では、追加の情報が表示されます:

新しいスナップショットボタンは、RTMパネルに表示されている全てのオペレーションをクリップボードへとコピーします。関連した詳細(プロセス情報とサブオペレーション)もそれに含まれます:

新しいオペレーションを最低5秒間表示するオプションにチェックを入れると、表示されたオペレーションは全て、そのページに最低5秒間は表示されるようになります(オペレーションの実行が終わったあとも表示され続けます):

このオプションが適用されたオペレーションは、オペレーションリストの中で灰色に表示されます。
この機能は、実行時間がとても短いオペレーションの情報を取得したい場合に有効です。
ページ内でオペレーションを選択したときに、新しい情報が表示されるようになりました。具体的には以下の情報です:
- 作成された場所: そのオペレーションの結果がクライアントのオペレーションによる(クライアント上で作成)ものなのか、またはストアドプロシージャーもしくはExecute on serverオプションを使用して明示的にサーバー側で開始されたのか(サーバー上で作成)を表示します。
- クエリプラン: クエリオペレーションに対しては常に表示されます。
- その他の情報: オペレーションタイプに応じて、テーブル、フィールド、プロセス、クライアントに関する情報が表示されます。これらの追加の情報は、オペレーションをShift+クリックで選択することで取得可能です。
RTMページに進行中のオペレーションに関する情報が全て集められるようになったため、サーバーマシン側には、デフォルトで進捗メッセージウィンドウは表示されないようになりました。
進捗ウィンドウを表示させたい場合には、サーバー側で MESSAGES ON コマンドを呼び出す必要があります。