4D Doc Center : WR GET CURSOR COORDINATES

4D Write v13

WR GET CURSOR COORDINATES


WR GET CURSOR COORDINATES ( area ; posHoriz ; posVert ; height )

引数	型	説明
area	倍長整数	4D Writeエリア
posHoriz	実数	ページ中の横位置
posVert	実数	ページ中の縦位置
height	実数	カーソルの高さ

説明

WR GET CURSOR COORDINATESはカーソルの座標を、ページ左上からの相対位置で返します。これらの値はドキュメントのカレントのデフォルト単位で表されます。

エリア中でテキストやピクチャが選択されているときにコマンドが実行されると、2つのケースが発生し得ます:

選択がプログラムを使用して行われている場合、カーソルは選択の最後に設定されているものとして扱われます。
選択が手作業で行われている場合、カーソルはマウスボタンが放された場所に設定されているものとして扱われます。例えば段落が最後の行から最初の行までマウスのドラッグによって選択された場合、カーソルの位置は段落の先頭に設定されます。

height引数にはカーソルの現在の高さが返されます。ピクチャのみが選択されている場合、ピクチャの高さが返されます。

例題

Print formコマンドを使用して4D Writeエリアを印刷できます。原則として、これらのエリアは固定サイズで印刷されます。この例題では4DのプリントコマンドとWR GET CURSOR COORDINATESコマンドを使用して、内容に応じた高さの4D Writeエリアを印刷する方法を示します。

Print formコマンドから呼び出されるフォームメソッドは以下の通り:

 If(Form event=On Printing Detail)

    GET OBJECT RECT(4DWriteArea;$left;$top;$right;$bottom)

    $markerpos:=Get print marker(Form Detail)

    $areaheight:=$bottom-$top  ` 4D Writeエリアの高さ

    $newheight:=sizecalcul

  ` sizecalcul メソッドはその内容に基づき4D Writeエリアの高さを返す

  ` このメソッドは後述

    $shift:=$newheight-$areaheight

    MOVE OBJECT(4DWriteArea;0;0;0;$shift) ` 4D Writeエリアをリサイズ

    SET PRINT MARKER(Form Detail;$markerpos+$shift) ` マーカーを移動

 End if

以下はsizecalculメソッドです :

 $area:=WR New offscreen area

 WR BLOB TO AREA($area;[Table 1]Write_)

 WR SET DOC PROPERTY($area;wr unit;2)&NBSP;&NBSP; ` ピクセルを単位とする

 

 WR SET SELECTION($area;1;1)&NBSP;&NBSP; ` テキストの開始

 WR GET CURSOR COORDINATES($area;$hor;$startvert;$cursor1)

 WR SET SELECTION($area;1000000;1000000)&NBSP;&NBSP; ` テキストの終わり

 WR GET CURSOR COORDINATES($area;$hor;$vert;$cursor2)

 

 WR DELETE OFFSCREEN AREA($area)

 $0:=Trunc(($vert-$startvert+$cursor1+$cursor2)*0.75;0)

4D v13

WR GET CURSOR COORDINATES

WR GET CURSOR COORDINATES

説明

例題