| 4D v13.4Get subrecord key | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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    4D v13.4
 Get subrecord key 
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| Get subrecord key ( idField ) -> 戻り値 | ||||||||
| 引数 | 型 | 説明 | ||||||
| idField | フィールド |   | 以前のサブテーブルリレーションの"サブテーブルリレーション"または"倍長整数"型のフィールド | |||||
| 戻り値 | 倍長整数 |   | リレーションの内部キー | |||||
Get subrecord keyコマンドは、変換されたサブテーブルを使用する4Dコードから、標準のテーブルに対して作業を行うコードへの移行を容易にします。
注意: 4Dバージョン11よりサブテーブルはサポートされていません。旧バージョンのデータベースを変換すると、既存のサブテーブルは標準のテーブルに変換され、自動リレーションにより親テーブルとリンクされます。以前のサブテーブルはNテーブルとなり、親テーブルは1テーブルになります。1テーブル中、以前のサブテーブルフィールドは"サブテーブルリレーション"型の特別なフィールドに変換され、Nテーブルには特別な"サブテーブルリレーション"型のフィールドが“id_added_by_converter”という名称で追加されます。
これは変換されたデータベースにおいてサブテーブルの動作の互換性を保持するためのものです。しかし変換されたデータベースにおいて、すべてのサブテーブルメカニズムを標準のテーブルを使用したメカニズムに置き換えることを強く推奨します。
この作業ではまず特別な自動リレーションを削除してサブテーブルから継承したメカニズムを恒久的に無効にし、その後関連するコードを書き換える必要があります。Get subrecord keyコマンドはリレーションで使用される内部IDを返し、このIDを使用することでこの書き換えを容易に行うことができます。この内部IDは実際のリレーションを不要とし、リレーションがもう存在しないにもかかわらず、開発者は以前のサブテーブルのセレクションで作業を行うことができます。
変換された以下のストラクチャーで例題を見てみましょう:

4D v12では以下のコードが依然動作しますが、更新する必要があります:
 ALL SUBRECORDS([Employees]Children)
 $total:=Records in subselection([Employees]Children)
 vFirstnames:=""
 For($i;1;$total)
    vFirstnames:=vFirstnames+[Employees]Children'FirstName+" "
    NEXT SUBRECORD([Employees]Children)
 End forこのコードを以下のように書き換えることができます:
 QUERY([Employees_Children];[Employees_Children]id_added_by_converter=Get subrecord key([Employees]Children))
 $total:=Records in selection([Employees_Children])
 vFirstnames:=""
 For($i;1;$total)
    vFirstnames:=vFirstnames+[Employees_Children]FirstName+" "
    NEXT RECORD(Employees_Children)
 End for注: Get subrecord keyコマンド実行時、カレントレコードがロードされていない場合は0を返します。
2番目のコードは標準の4Dコマンドを使用していますが、リレーションが存在するしないにかかわらず以前と同様に動作します。リレーションを取り除くと、コマンドは倍長整数フィールドに格納された値を返します。
idField引数にはサブテーブルリレーション型のフィールド (リレーションがまだ存在する場合) または倍長整数タイプのフィールド (リレーションを取り除いた場合) を渡します。これ以外の場合エラーが生成されます。
このコマンドを使用することで、遷移的なコードを書くことができます。アプリケーションのアップグレードの最終ステージで、このコマンドの呼び出しを取り除くことができます。
	プロダクト: 4D
	テーマ: サブレコード
	番号: 
        1137
        
        
        
	
	初出: 4D v12.1