4D v12.4

LISTBOX Get information

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LISTBOX Get information

 

LISTBOX Get information 


 

LISTBOX Get information ( {* ;} object ; info ) -> 戻り値 
引数   説明
in 指定時, objectはオブジェクト名 (文字列) 省略時, objectは変数
object  フォームオブジェクト in オブジェクト名 (* 指定時) または 変数 (* 省略時)
info  倍長整数 in 取得する情報
戻り値  倍長整数 in 現在値

説明   

LISTBOX Get informationコマンドは、引数objectおよび * で指定されたリストボックスオブジェクトの、現在の表示状態やヘッダサイズ、スクロールバーに関する各種情報を返します。

オプションの引数 * を渡すことにより、object引数がオブジェクト名(文字列)であることを示します。この引数を渡さない場合、object引数が変数であることを示します。この場合、文字列ではなく変数参照を指定します。オブジェクト名についての詳細はオブジェクトプロパティを参照してください。

引数infoには、取得しようとする情報のタイプを示す値を渡します。この引数には値またはList boxテーマの次の定数のいずれかを使用することができます:

定数 コメント
Display listbox header 倍長整数 0 0=非表示,
1=表示
Display listbox hor scrollbar 倍長整数 2 0=非表示,
1=表示
Display listbox ver scrollbar 倍長整数 4 0=非表示,
1=表示
Listbox header height 倍長整数 1 高さ (ピクセル)
Listbox hor scrollbar height 倍長整数 3 高さ (ピクセル)
Listbox ver scrollbar width 倍長整数 5 幅 (ピクセル)
Position listbox hor scrollbar 倍長整数 6 カーソルの位置 (ピクセル)
Position listbox ver scrollbar 倍長整数 7 カーソルの位置 (ピクセル)
  • 最初の6つの定数を使用すると、リストボックスのサイズ計算に役立ちます。
  • 定数Position listbox hor scrollbarPosition listbox ver scrollbarを使用すると、LISTBOX Get informationコマンドは、例えばウィンドウの隠された部分のサイズなど、元の位置からの相対で、スクロールカーソルの位置をピクセル単位で返します。デフォルトの位置では、0となります。例えば、行の高さの情報と組み合わせることで、リストボックスに表示されたコンテンツを見つけることができます。

例題  

行の高さが20ピクセルのリストボックスがある時、以下のコードを実行します:

 $scroll:=LISTBOX Get information(*;"Listbox";Position listbox ver scrollbar)

$scrollの値が200の場合、リストボックスの最初から11番目の行が表示されていることがわかります。(200/20=10、10行がスクロールにより隠されている)

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: リストボックス
番号: 917

 
履歴 

New
変更: 4D 2004.1
名称変更: 4D v12

 
参照 

LISTBOX SHOW GRID
OBJECT SET SCROLLBAR