4D v16.3

プライマリーキー管理

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4D v16.3
プライマリーキー管理

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「プライマリーキー管理」というアシスタントウィンドウは、特にデータログを使用しているデータベースにおいて、プライマリーキーがないテーブルに起因するエラーの解消を手助けするためのものです:

このアシスタントには以下の様な機能があります:

  • データベースのそれぞれのテーブルと 4D のデータログのメカニズムとの競合性を検証します。
  • データログのメカニズム合致しないテーブルに対してそれぞれに解決方法を提示します。具体的にはプライマリーキーの作成です。

注: プライマリーキー管理はv13でもコンポーネントとして提供されています。これを使用して v13 から v14 への変換の準備をすることができます。

プライマリーキー管理アシスタントを表示する方法は二通りあります:

  • プライマリーキーエラーウィンドウから表示: アシスタントを起動ボタンをクリックしてアシスタントウィンドウを表示します。
    注:
    プライマリーキー管理はデザインモードで表示されます。データベースがアプリケーションモードで開かれた場合はアシスタントは直ちには表示されず、デザインモードへと切り替える必要があります。

プライマリーキー管理ウィンドウではデータベース内の全てのテーブルに関しての情報が行となって表示されます:

注: アシスタントはごみ箱に入っているテーブルは検知しません。

それぞれの行の先頭にあるアイコンはテーブルの状態をユーザーに知らせます:

OKテーブルには有効なプライマリーキーがあります。
プライマリーキーなし、使用可能なフィールド有りテーブルにはプライマリーキーがないものの、プライマリーキーとして使用できるフィールドが少なくとも一つは含まれています。
プライマリーキーも使用可能なフィールドもなしテーブルにはプライマリーキーも、プライマリーキーとして使用できるフィールドもありません(プライマリーキーフィールドを作成する必要があります)。
警告テーブルにはプライマリーキーがありませんが、データのログを取りません(ログファイルに含めるのオプションのチェックが外されています )。この状態のテーブルは、警告アイコンをクリックすることによって非表示にできます。

データログを残すテーブルでプライマリーキーがないものに関して、アシスタントはそれぞれに実行すべきアクションを表示します。以下の選択肢から選ぶことができます:

  • 無視: テーブルに何も変更を加えません。エラーは修正されず、テーブルの状態は変更されません。後でエラーを修正したい場合、またはアシスタントを使用せずにエラーを修正したい場合などにはこのオプションを選択して下さい。このオプションは特に、複数のテーブルをもとにプライマリーキーを作成したい場合に必要です。
  • 既存のフィールドを使用(プライマリーキーとして使用可能なフィールドが少なくとも一つはあるテーブルにおいてのみ表示):テーブルのフィールドのどれかをプライマリーキーとして指定します。このオプションを選択すると、アシスタントはデフォルトでプライマリーキーとして最適なフィールドを選択して提示します。
    他のフィールドを使用したい場合、またはアシスタントが適切なフィールドを識別するのに失敗した場合 ( この場合アシスタントは「選択可能なフィールド」を表示します ) などは、行の中の二つ目のメニューをクリックして選択可能なフィールドのリストを表示して下さい。
  • 新規フィールドを作成: テーブル内に新しいプライマリーキーを作成します。このフィールドは新規テーブルが作成されたときのものと同じ属性を持ちます(デフォルトのプライマリーキーフィールドを参照して下さい )。
    デフォルトでは、アシスタントは "ID" という名前の倍長整数型のフィールドが提示されます。このデフォルトのプライマリーキーの名前と型は環境設定の ストラクチャーページ から変更することができます。プライマリーキー管理の画面の中で をクリックすることにより、環境設定のページを開くことが出来ます。
    プライマリーキー管理ウィンドウ内で直接テーブルの名前/型を変更することもできます。
  • このテーブルはログに含めない:
    このテーブルに関しては「ログファイルに含める」のチェックを外します。一時的なテーブルなどの場合にこのオプションを選択することができます (ログファイルに含めるを参照して下さい )。ダイアログボックスを確定させると、「警告」の状態がテーブルへと適用されできます。

設定が完了したら適用... をクリックして変更をデータベースに適用するか、データベースを変更せずに閉じる場合には閉じるをクリックして下さい。
適用... をクリックすると、実行されるオペレーションの一覧がダイアログボックスに表示され、適用かキャンセルがクリックできます。:

既存のフィールドをプライマリーキーとして使用した場合、4D はそれぞれのテーブルに関して、既存のデータがそのフィールドの型の固有性やヌル値の設定とあてはまるかどうかを検証します。もし、例えばフィールドが複製値やヌル値を含んでいた場合、エラーが生成されます: 

データログを有効にするためにはこれらのエラーを探して削除する必要があります。

注: プライマリーキーに関するエラーの修正を容易にするために、プライマリーキーの値はMSCの アクティビティ解析ページ の中に表示されています。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: データベースストラクチャーの作成

 
履歴 

 
ARTICLE USAGE

デザインリファレンス ( 4D v16)
デザインリファレンス ( 4D v16.1)
デザインリファレンス ( 4D v16.3)