MissingRefの移動ページを使用して、デザインモードでオブジェクトを移動した場合のデフォルト動作を設定できます。4Dはこのデータベース (移動先データベース) にドロップ/ペーストされたオブジェクトに対しこれらの設定を適用します。
これらのオプションは依存オブジェクト、言い換えれば移動されるフォーム (CHANGE LICENSES参照) にリンクされたオブジェクトの移動を設定します。
これらのデフォルトアクションは、オブジェクトの移動時にコンフリクトが発生せず、名前の衝突時のみが移動ダイアログを表示で選択されている場合 (次節参照)、自動で適用されます。そうでない場合、移動ダイアログが表示され、その中でデフォルトの選択肢として使用されます。
4Dは各オブジェクトごとに無視、作成(必要なら名前を変更)、作成(必要なら置換)、そして他のオブジェクトを使用オプションを提供します。移動ダイアログボックスが表示される場合、オブジェクトごとにより詳細なオプションが提供されることに留意してください。
- 無視: この場合依存オブジェクトは移動先データベースにコピーされません。移動ダイアログにおいてデフォルトで作成しないアクションが選択されます。
- 作成(必要なら名前を変更): この場合依存オブジェクトは常に移動先データベースにコピーされます。オブジェクトが移動先データベースに存在しない場合、移動ダイアログにおいてデフォルトで作成アクションが選択されます。
移動先オブジェクトにすでにその名前を持つオブジェクトが存在する場合、コピーされるオブジェクトの名前には接尾辞"_X"が追加されます。この場合、移動ダイアログにおいてデフォルトで名称変更アクションが選択されます。 - 作成(必要なら置換): この場合依存オブジェクトは常に移動先データベースにコピーされます。オブジェクトが移動先データベースに存在しない場合、移動ダイアログにおいてデフォルトで作成アクションが選択されます。
移動先オブジェクトにすでにその名前を持つオブジェクトが存在する場合、既存のオブジェクトはコピーされるオブジェクトで上書きされます。この場合、移動ダイアログにおいてデフォルトで置換アクションが選択されます。 - 他のオブジェクトを使用: このオプションを選択すると、名前の衝突時のみが選択されていても、システマチックに移動ダイアログが表示されます。オブジェクトを移動する際、コピーされる依存オブジェクトの代わりに使用する移動先データベースのオブジェクトを選択しなければなりません。
注: これらのオプションは依存オブジェクトのみを対象とします。移動されるオブジェクト自身のデフォルトアクションは作成(必要なら名前を変更)です。
- 移動ダイアログを表示: このメニューでは移動ダイアログボックスの表示を設定します。
常にオプションが選択されていると、オブジェクトが移動されるたびに移動ダイアログボックスが表示されます。これにより移動操作をより詳細に設定できます。名前の衝突時のみオプションを選択すると、移動される (依存またはメインの) オブジェクトが移動先データベースのオブジェクトと名前の衝突を起こしている場合のみ、ダイアログが表示されます。