4D v16.3クライアントアプリケーションによる接続の管理 |
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4D v16.3
クライアントアプリケーションによる接続の管理
クライアントアプリケーションによる接続の管理
クライアントアプリによる接続の管理では、プロダクション環境に出た組み込みクライアントアプリが、目標のサーバーへ接続する際の機構について触れています。 4D v15 R4以降、サーバーへの接続を管理するクライアント側のプロシージャーは変更されました。これにより接続エラーの際の適応性が高まり、デベロッパーがよりコントロールをしやすくなりました。 このページで説明されている、4D v15 R4以降で使用可能なこの機構は、データベース設定の"互換性"ページの、アプリケーション配布には新アーキテクチャーを使用オプションがチェックされている場合にのみ有効化されます(互換性ページセクションを参照してください)。 専用サーバーが使用不可能な場合に柔軟に対応できるように、組み込みクライアントアプリの接続プロシージャーが変更されました。4Dクライアントアプリのスタートアップシナリオは、以下のようになりました:
最後に使用され検証されたサーバーパスは、アプリケーションのユーザー設定フォルダ内のlastServer.xml という名前のファイルに自動的に保存されます。このフォルダは以下の場所に保存されています: userPrefs:=Get 4D folder(Active 4D Folder) 互換性に関する注意: 互換性オプションがチェックされていない場合(互換性の章を参照して下さい)、パスは保存されません。 この新規メカニズムは、最初に指定したサーバーが何らかの理由(例えばメンテナンスモードなど)で一時的に使用できなかった場合を想定しています。こういった状態に初めて遭遇したとき、サーバー選択ダイアログボックスを表示し(ただし許可されていた場合に限ります、以下参照)ユーザーが他のサーバーを手動で 選択できるようにし、その接続が成功した場合にはそのパスが保存されます。それ以降に接続ができなかった場合には、lastServer.xml のパス情報を通して自動的に管理されます。 注:
組み込みクライアントマシンにおいてサーバーに接続が出来なかった場合、標準のサーバー選択ダイアログボックスを自動的には表示しないようにすることができます。 この場合、設定は、アプリケーション配布には新アーキテクチャーを使用互換性オプションと、アプリケーションがビルドされたマシン上の新しいServerSelectionAllowedXMLキーを使用してコントロールすることもできます(次の章を参照)。以下の三つの選択肢があります:
注: ServerSelectionAllowedXMLキーについてのより詳細な情報については、アプリケーションビルド設定ファイルマニュアルでの説明を参照して下さい。
参照
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プロパティ
プロダクト: 4D
履歴
変更: 4D v15 R4 ARTICLE USAGE
デザインリファレンス ( 4D v16) |