4D v16.3

サーバーまたはシングルユーザー向けアプリの自動アップデート

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4D v16.3
サーバーまたはシングルユーザー向けアプリの自動アップデート

サーバーまたはシングルユーザー向けアプリの自動アップデート  


 

 

旧バージョンの4Dでは、サーバーアプリとシングルユーザー用組み込みアプリは、ユーザーの操作(またはカスタムのシステムルーチンのプログラミング)が必須でした。組み込みアプリの新しいバージョンができる度に製品のアプリを終了し、古いファイルを手動で新しいファイルと置き換え、アプリケーションを再起動してカレントのデータファイルを選択しなければなりませんでした。

二つの新しいランゲージコマンドを使用して、これらの処理を自動化することができます。 SET UPDATE FOLDERRESTART 4Dです。また、モニターオペレーションには Get last update log path を使用することができます。これらのコマンドは以下のような自動アップデートシークエンス機能をアプリケーションに実装することを目的としています。FTP サーバーに新しいファイルの有無を定期的に確認するメニューコマンドまたはバックグラウンドで実行されるプロセスとして実装することができます。

新コマンドを使用したアップデートの手順は以下の通りです:

  1. FTPサーバーなどを通じて、サーバーアプリケーションまたはシングルユーザー向け組み込みアプリケーションの新バージョンを稼働中のマシンへと転送します。
  2. 稼働中のアプリの中で新コマンド SET UPDATE FOLDER を呼び出します。このコマンドはカレントアプリケーションのアップデート"予定"のバージョンを置くフォルダの場所を指定します。
    また、このフォルダの中に稼働中のバージョンのカスタムエレメンツ(ユーザーファイル)を再コピーすることも可能です。
  3. 稼働中のアプリケーション内で RESTART 4D コマンドを呼び出します。このコマンドは"アップデーター"というユーティリティープログラムの実行をトリガーします。このプログラムはカレントアプリケーションを終了し、指定があった場合にはカレントアプリケーションをアップデート"予定"のバージョンと置き換え、カレントのデータファイルでアプリケーションを再起動します。古いバージョンの方は改名されます。

注:

インストール処理は、ターゲットマシン上の組み込みアプリ(クライアントアプリまたはシングルユーザー向けアプリ)のアップデートオペレーションの詳細を記したログファイルを生成します。このファイルはインストール処理中にエラーが起きたときにそれを解析するために有用です。

アップデートログのファイル名は YYYY-MM-DD_HH-MM-SS_log_<sequence>.txt となっています。例えば、2013年8月25日の14:23に作成されたログのファイル名は 2013-08-25_14-23-00_log_1.txt となります。

このファイルは"Updater"アプリケーションフォルダの中に作成されます。具体的には以下の場所に作成されます:

  • OS Xの場合:
    {userName}/Library/Appplication Support/{ProductName}/4D/Updater/
  • Windowsの場合:
    \{userName}\AppData\Roaming\{ProductName}\4D\Updater\

上記の場所は Get last update log path コマンドを使用することによっていつでも確認することができます。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: アプリケーションの仕上げと展開

 
履歴 

 
タグ 

updater

 
ARTICLE USAGE

デザインリファレンス ( 4D v16)
デザインリファレンス ( 4D v16.1)
デザインリファレンス ( 4D v16.3)